スリランカ旅行で絶対外せない世界遺産「シーギリヤ・ロック」。でもコロンボからシーギリヤに行きたいけど行き方がわからない…と悩んでいませんか?
実はスリランカの玄関口コロンボからシーギリヤへのアクセスは少々複雑で、初めての旅行者にはとてもわかりづらいんです。公共交通の本数が少なく直行も難しいため、何も知らずに行くとシーギリヤにたどり着く前に疲れ果ててしまうことも…。

そこで本記事ではコロンボからシーギリヤ・ロックへの最新の行き方を徹底ガイド!
バス・電車・タクシーチャーターそれぞれの所要時間や料金、メリット・デメリットを比較し、あなたにピッタリの移動方法が見つかるようお手伝いします。
さらにダンブッラ石窟寺院やヘリタンス・カンダラマなど周辺スポットへのアクセスも含め、効率よく安全に巡るコツを紹介します。限られた旅程でもシーギリヤ観光を思いきり楽しむために、ぜひ最後までチェックしてください!
コロンボからシーギリヤロックへの行き方:主要な移動手段まとめ
コロンボからシーギリヤ・ロックまでは約170kmの距離があり、主な移動手段は大きく分けて公共交通機関(長距離バス・鉄道)を利用する方法と、タクシーチャーター(貸切車)を利用する方法の2つです。
また、少数ですが国内線フライト(エアタクシー)を利用する手段も存在します。それぞれ所要時間や費用、快適さが大きく異なるので、まずは比較表で概況を押さえましょう。
| 移動手段 | 所要時間(目安) | 費用(目安) | 特徴・メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 長距離バス (コロンボ→ダンブッラ→シーギリヤ) | 約5時間~ (渋滞次第で+α) | 約500~800円 (約Rs.800※) | 最安値。ローカルな旅気分が味わえる | 直行バスなし。乗換え必須(ダンブッラ) 発車待ち・満席リスク大 |
| 鉄道+バス (キャンディ経由) | 約6~7時間以上 (分乗・待ち時間含む) | 約1,000円以内 (~約Rs.2,000) | 運賃が安い。鉄道では車窓の景色を満喫できる | 乗換え2回(キャンディ・ダンブッラ) 所要長く体力消耗 |
| タクシーチャーター (貸切タクシー) | 約4時間 (ドアツードア) | 約14,000~40,000円/台 (約Rs.40,000~80,000) 利用期間が長いと安くなる | 最速・快適。冷房車で直行移動できる 大きな荷物もそのまま積載OK | 費用が高め (※グループなら一人当たり割安) 運転手との事前打合せが必要 |
| 国内線フライト (水上飛行機など) | 約30~45分 | 約50,000円~/人 | 最短最楽。空からの絶景も楽しめる | 超高額(少人数旅行では非現実的) 運航日・発着地が限定 |
※LKR(スリランカルピー)の日本円換算は1Rs≒0.5~0.6円(2024年時点)で計算。バス料金の目安はエアコン無しローカルバス利用の場合です。
上記のように、費用重視ならバスや鉄道、時間と快適さ重視ならタクシーチャーターという構図です。
とはいえ旅のスタイルによってベストな選択肢は違います。以下では各移動手段ごとにルート詳細やメリット・デメリットを解説し、加えてシーギリヤ周辺スポットを巡る方法にも触れます。
あなたの予定日数や予算、旅の優先事項に照らし合わせながら最適な方法を選んでくださいね。
長距離バスで行く行き方(ダンブッラ経由)
コロンボからシーギリヤまで最も安く行きたいなら、長距離バスを利用する方法があります。鉄道が通じていないシーギリヤへはローカルバスが主要交通手段であり、特に中継地となるダンブッラまで直通するバス路線を使うのが基本です。
コロンボ→ダンブッラ:長距離バスに乗車
まずコロンボ市内中心部の「コロンボ・フォート(Fort)」地区にあるバスターミナル(バスティアン・マワタBastian Mawatha)へ向かいます。

ここから北中部方面へ向かう長距離バスに乗車しますが、行き先表示は最終目的地の町名になっているため見つけにくいです。ダンブッラ行きの直行バスはないので、ターミナルでは「ダンブッラに行きますか?」と乗務員に確認しつつ、ダンブッラを経由する路線のバスを探しましょう。具体的には以下のような行き先のバスがダンブッラ経由です:
- No.49:コロンボ→トリンコマリー行き(ダンブッラ経由)
- No.15:コロンボ→アヌラーダプラ行き(ダンブッラ経由)
- No.48:コロンボ→ポロンナルワ行き(ダンブッラ経由)
いずれも途中でダンブッラのバスターミナルに停車します。乗車前に乗務員に再度「ダンブッラ?」と行き先確認すると安心です。
所要時間はバスの種類や道路状況によりますが、目安として通常のローカルバスで約5時間、高速道路を一部走行するエアコンバスなら約3.5~4時間まで短縮されます。
例えば深夜~早朝発のエアコン高速バスだと渋滞も少なく4時間弱で到着するケースもあります。ただしバスは基本的に満席になるまで発車しないため、時間帯によってはターミナルで1時間以上待たされることも珍しくありません。コロンボ市内の渋滞でバスターミナル到着に時間がかかる場合もあるので、余裕をもって行動しましょう。
料金は格安で、コロンボ→ダンブッラ間がノンエアコンバスで約Rs.800前後(約300~400円)、エアコンバスでも2倍程度です。乗車後に車内で車掌に行き先を告げ、運賃を支払うスタイルになります。
✅ 豆知識:コロンボから発車する長距離バスは始発のため座席を確保しやすいですが、復路(ダンブッラからコロンボ方面行き)は始発でないため乗車時にすでに満席のことが多いです。ダンブッラ側から帰りのバスに乗る際は、運良く席が空くまで何時間も立ちっぱなし…なんて可能性もあるので覚悟が必要です。
ダンブッラ→シーギリヤ:ローカルバスに乗換え
ダンブッラのバスターミナルに着いたら、同じ敷地内もしくは周辺から出ているシーギリヤ行きのローカルバスに乗り換えます。バス停は降車場所から徒歩すぐで、待っている人や客引きがいるのですぐ分かるでしょう。もし乗り場が分からなければ「シーギリヤ?」と尋ねれば教えてもらえます。

シーギリヤ行きバスはおよそ30分~1時間おきに運行しています。トゥクトゥク運転手が「バスはもう来ないよ」と声をかけてくる場合がありますが嘘なので無視してOKです。
実際には次のバスを気長に待てば大丈夫。どうしても待ちたくない場合や大量の荷物がある場合は、トゥクトゥクで直接シーギリヤまで行く手もあります(所要約30~40分、相場Rs.2,000前後)。
所要時間はローカルバスで約40分です。車内は立ち客も出る程度に混雑することもありますが、シーギリヤが始発の便もあるため座れる可能性は高めです。運良く座れたら窓の外に田園風景を眺めつつ揺られていきましょう。
料金は驚くほど安く、ダンブッラ→シーギリヤ間で約Rs.100(約50円)程度です。わずかな距離なのでほぼタダ同然ですね。
シーギリヤの村に入り、大通り沿いから岩山(シーギリヤ・ロック)が見えてくると終点はすぐです。シーギリヤのバス停留所(ターミナル)は遺跡入り口から徒歩10分ほどの場所にあります。
乗車中に車掌か運転手に「ロックに行きたい」と伝えておけば、入口近くで降ろしてくれることもあります。バスを降りたら、あとは標識に従って徒歩でシーギリヤ・ロック入場ゲートへ向かいましょう。
バス利用のメリット・デメリットまとめ
長距離バス+ローカルバスを乗り継ぐ方法は、何と言っても交通費が圧倒的に安いのが最大のメリットです。一連の運賃を合計してもコーラ1本より安い数百円程度で移動できてしまいます。
ローカルバスでは車内で謎のシンハラ語ポップスが大音量で流れたり、車掌さんがチケット代わりの紙片を配って回ったりと、日本では味わえないディープな体験ができるのも面白いポイントでしょう。
「せっかくスリランカに来たからには地元の人と同じ乗り物に乗ってみたい!」という旅慣れたバックパッカー志向の方には貴重な経験になるはずです。
一方でデメリットは、やはり時間と体力をかなり消耗することです。コロンボ~シーギリヤ間の移動だけで半日以上がかりの長旅になり、しかも途中の乗換えや待ち時間が読めません。特にコロンボ出発前に「バス満席待ち」で余計に1時間…といった遅れも頻発します。
さらに帰路は座席確保が難しく立ち乗りになるリスクも高いため、移動だけでヘトヘトになってしまう恐れがあります。
また、シーギリヤ到着後の観光行程にも注意が必要です。シーギリヤ周辺にはダンブッラの石窟寺院やピドゥランガラ・ロック、さらには建築家ジェフリー・バワ設計の名高いホテル「ヘリタンス・カンダラマ」など見どころが点在しています。


しかしそれぞれ離れた場所にあるため、現地でも移動手段をその都度確保しなければなりません。観光地周辺のトゥクトゥクは台数が少ないうえ外国人には割高料金を吹っかけてくることもしばしばで、移動のたびに交渉と出費が重なる可能性があります。
公共交通機関自体が地方では発達していないスリランカでは、都市間の長距離移動だけでなくローカルな足の確保にも苦労が伴う点は念頭に置いてください。
以上を踏まえると、「とにかく安く行きたい」「現地の雰囲気を味わいたい」という旅慣れた方にはバス+鉄道移動が向いていますが、初めてのスリランカ旅行で時間も限られている場合にはハードルが高い方法と言えます。続いて、より快適で効率的な移動手段であるタクシーチャーターについて見てみましょう。
タクシーチャーターで行く行き方(貸切タクシーのすすめ)
ドライバー付きの貸切車(タクシーチャーター)を利用すれば、コロンボからシーギリヤへの移動は格段にスムーズで快適になります。

出発時間もルートも自由自在で、 door-to-door で目的地に直行できるため、公共交通では行きにくい離れた観光スポットもまとめて巡れるのが大きな魅力です。ここではタクシーチャーターを使うメリットと具体的な利用方法、費用目安について解説します。
貸切タクシーの所要時間と費用目安
コロンボ市内もしくは空港から専用車でシーギリヤまで直行した場合、所要時間は約3.5~4時間です(途中サービスエリア等で適宜休憩)。道中の道路状況にもよりますが、公共バスのような途中停車は一切なく高速道路も活用できるため、最短時間で到着できます。
料金は車種や利用時間によって変動しますが、相場として片道あたり20,000~25,000ルピー(約10,000~12,000円)程度です。日本の感覚では「えっ高い!」と思うかもしれませんが、これは1台あたりの料金で乗車人数によって頭割りできます。
例えば2人で利用すれば実質一人5~6千円、3人なら3~4千円程度と、一人あたりの負担はグッと下がります。グループ旅行ならむしろ経済的と言えるでしょう。加えてチャーター車は大型の荷物もトランクに積みっぱなしでOKなので、移動中に荷物番の心配をする必要もありません。
📝ワンポイント:日本語で事前予約できる安心の「スリランカタクシーチャーターサービス」(弊社)では、政府公認ドライバーによる安全運転の快適な専用車をご提供しています。1日あたり約1万円強で車1台を貸し切れ、さらに日本語サポートデスクや認定ガイド資格ドライバーなど手厚いサービスが含まれているため、初めての方でも不安なくご利用いただけます。料金は行程に合わせて見積もり可能なので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせくださいね!
タクシーチャーターのメリット:安全・快適・効率抜群
貸切タクシー最大のメリットは、何と言っても移動のストレスフリーさです。エアコン完備の快適な車内で、自分たちだけのプライベート空間を保てます。
コロンボのホテルからシーギリヤの目的地(遺跡の入場ゲート前や宿泊ホテルなど)まで乗り換えなしのドアツードアで直行できるため、重いスーツケースを抱えて炎天下を歩き回る必要もありません。現地の過酷な暑さや突然のスコールをものともせずスイスイ移動できるのは、本当に快適です。

さらにチャーター車なら自由に立ち寄り観光ができるのも大きな強みです。例えばシーギリヤへ向かう途中でダンブッラ石窟寺院に寄って観光したり、シーギリヤ観光後にそのまま20km離れた有名ホテルヘリタンス・カンダラマへ向かったりと、ルートを自在に組み立てられます。
実際、シーギリヤ観光とキャンディ観光を効率よく組み合わせる場合なども、チャーター車なら「コロンボ→シーギリヤ→キャンディ」とムダのない周遊が可能です(ツアーバスだと一旦コロンボへ戻って別日程…という非効率なケースが多いです)。このように旅程の柔軟性・自由度が高いのはチャーターならではのメリットです。
安全面・安心感も見逃せません。見知らぬ土地でタクシーを拾うと「ボッタクリされないか」「英語が通じるか」など不安がつきものですが、事前に信頼できる業者で車を手配すればその心配はありません。
経験豊富な専属ドライバーがついていれば、山道の夜間走行も安心ですし、道中に現地の穴場スポットや美味しいレストランを教えてもらえるなんて嬉しい展開も期待できます。移動そのものが快適なだけでなく、旅全体の充実度を高めてくれるのがプロのドライバー付き専用車なのです。
弊社が運営するタクシーチャーターは政府公認のドライバーを厳選しており、日本語を話せるドライバーも数多く取り揃えています。相談は無料で日本語で問い合わせて相談することも可能なのでお気軽にご連絡いただければと思います。

タクシーチャーター利用時の注意点
良いことづくめのチャーター移動ですが、唯一のデメリットは費用が他の手段より高いことです。特にお一人様や少人数で利用する場合、割高感は否めません。
ただ、前述の通り人数が増えれば一人あたり負担は軽減できますし、シーギリヤまで日帰りツアーに参加すると1人200ドル前後かかるケースもあることを考えれば、車1台貸切でこの料金は決して高すぎるものではありません。
実際、家族3人で日帰り現地ツアーを手配すると5万円以上かかった例もあり、それに比べればチャーターの方が断然コスパが良いです。特に4日以上でチャーターすると1日あたり、1人あたりの価格は安くなります。
以下は弊社で最も高い水準の価格です。コースによっては以下より安い価格で提案することも可能です。
【英語ドライバー】

プラチナドライバーは観光ガイド資格を保有するショーファードライバーをアテンドさせるプランです。観光地への同行や説明なども実施できる手厚いプランとなっています。
日本語ドライバーの価格は以下となっています。
【日本語ドライバー】

先ほども申し上げた通り、上記は長距離の旅程に適用される弊社で最も高い水準の価格です。コースによっては以下より安い価格で提案することも可能です。
利用にあたっては事前予約とドライバーとの打ち合わせが必要になります。希望の日時・行程を伝えて見積もりを取り、料金やサービス内容(含まれる高速代・燃料代、英語可否など)を確認しましょう。
当日スムーズに合流できるようピックアップ場所や連絡先も共有しておくと安心です。信頼できる業者選びも重要なポイントなので、口コミ評価や実績をチェックして決めると良いでしょう。
なお、チャーター車を依頼すればシーギリヤ現地での足も丸ごとカバーできます。先述のようにシーギリヤ周辺の観光スポットは離れていますが、専用車なら好きなタイミングで好きな場所へハシゴ可能です。
例えばシーギリヤ・ロック登頂後に車ですぐピドゥランガラへ移動し、夕景を見る…なんて贅沢な回り方もOK。もちろんヘリタンス・カンダラマのような郊外リゾートホテルへの送迎も含め、旅程全体を効率よく組み立てられるでしょう。体力と時間を節約したい方には、タクシーチャーターはまさに最有力の選択肢です。
その他のアクセス方法(列車+タクシー、国内線フライトなど)
上記以外にも、「鉄道とタクシーを組み合わせる」方法や「国内線の小型航空機で一気に移動する」方法もあります。特殊なケースですが、補足として触れておきます。
コロンボから鉄道+タクシーで行く方法
実はコロンボからシーギリヤの近くまで鉄道で向かうルートも存在します。直接シーギリヤ行きの列車はありませんが、コロンボ・フォート駅から北東方向へ向かう幹線に乗り、シーギリヤに比較的近いハバラナ駅まで行くことができます。
ハバラナ駅はシーギリヤから約15km離れており、そこからタクシーやトゥクトゥクで最終目的地まで移動する形です。主要都市キャンディを経由するルートに比べ乗換え回数は1回と少なくなります。
鉄道利用のメリットは、なんと言っても車窓の旅を楽しめることでしょう。スリランカの列車はゆったりしたスピードで田園地帯を走り抜け、ヤシの木々や湖沼が広がる景色は旅情満点です。予約制の一等車や二等指定席も安価なので、座席さえ確保すれば快適に過ごせます。
コロンボ発ハバラナ行きの列車は1日1本程度と本数が少ないものの、所要約5時間・料金わずか数ドルとコスパは抜群。時間に余裕があり「鉄道の旅」を楽しみたい方には検討の価値があります。
ただし、到着後のハバラナ駅からシーギリヤまではタクシーまたはトゥクトゥクで約30~45分の移動が必要です。駅前で客待ちしているドライバーと交渉して乗車します(相場は交渉次第ですが、おおむねRs.3,000前後~)。この区間は公共バスも走っていないため、最後はどうしても車を使う必要がある点は留意してください。鉄道+タクシーの組み合わせは「鉄道の雰囲気も味わいたいけど、大部分は快適に行きたい」という旅巧者向けですが、総合的な所要時間はバス利用と大差ないため、初めての旅行で無理に狙うほどではないでしょう。
国内線フライトで一気に行く方法
時間と予算に余裕がある方には、国内線の小型航空機(エアタクシー)という手もあります。
コロンボ市内や空港近くの水上飛行機発着所からシーギリヤ近郊まで、約30~45分のフライトでひとっ飛びするサービスが提供されています。
例えば民間会社の運航する水上飛行機なら、コロンボの湖から離水してシーギリヤ近くの湖に着水するルートがあり、空からシーギリヤ・ロックの全景を眺めるという貴重な体験も可能です。
最大の利点は圧倒的なスピードで、朝コロンボを出て朝食前にはシーギリヤに到着…なんてことも実現します。またフライト自体が観光アトラクションとなり、広大なジャングルにポツンとそびえるシーギリヤの岩山を空中から眺められるのは飛行機ならではです。
しかしながら、費用は非常に高額です。片道1人あたり約300ドル(日本円で4~5万円以上)と、一般的な旅行者には現実的ではありません。また毎日運航があるわけでもなく、発着場所も限定されるため使い勝手は今ひとつです。超短期の富裕層旅行や記念日など特別なシチュエーションでない限り、あまり現実的な選択肢とは言えません。
シーギリヤ観光を満喫するためのアドバイス
最後に、コロンボから無事シーギリヤに到着した後に備えて観光のポイントを押さえておきましょう。
- 日程に余裕があれば一泊滞在がおすすめ:コロンボからの日帰り強行も不可能ではありませんが、往復8時間以上の移動は相当ハードです。ダンブッラやシーギリヤ周辺で1泊して、翌朝の涼しい時間に遺跡登頂するプランがベター。特に「ヘリタンス・カンダラマ」(シーギリヤから車で約20分)など評判のホテルに泊まれば、移動疲れも癒せて旅の満足度が高まります。
- 朝早くor夕方遅めの時間帯に登る:シーギリヤ・ロックは日中の暑さが厳しいため、登頂は断然朝イチか16時以降がおすすめ。朝は開園直後に登り始めれば気温もまだ快適で、頂上から360度見渡す熱帯の森林景観は感動ものです。夕方は日没前の柔らかな光に照らされた遺跡が幻想的ですが、下山が遅くなると暗くなるので要注意。
- 周辺の見所もセットで楽しむ:シーギリヤから半径30km圏内にはダンブッラ石窟寺院(仏教壁画の古刹)やポロンナルワ(中世都市遺跡)、ミンネリア国立公園(野生ゾウの楽園)など世界遺産や人気スポットが目白押しです。時間が許せば是非足を伸ばしてみましょう。特にピドゥランガラ・ロックはシーギリヤのすぐ北隣にあり、早朝に登れば対岸にシーギリヤ・ロックを臨む絶景サンライズが楽しめます。
- ベストシーズンと持ち物:シーギリヤ観光の適期は比較的乾季で涼しい1~3月頃が狙い目です。雨季でも観光は可能ですが、蒸し暑さが増し突然のスコールもあるため雨具や飲料水を忘れずに。遺跡登りでは滑りにくい運動靴と動きやすい服装を心がけ、強い日差し対策に帽子・日焼け止めも必携です。
シーギリヤ・ロックはその圧倒的スケールと歴史ロマンで訪れる者を魅了する場所。アクセス方法さえ押さえておけば、初めてのスリランカ旅でもきっと最高の思い出になるはずです。
ぜひ自分に合った移動手段で、安全かつ快適にシーギリヤまで足を運んでみてください。雄大な古代要塞の頂から眺めるセイロンの大地は、苦労してでも見る価値のある絶景ですよ。



