「週末の3日間でスリランカ旅行なんて無理?」 いいえ、3日の休みでもスリランカを思い切り楽しめます。

インド洋の楽園スリランカは、世界遺産から極上アーユルヴェーダまで魅力満載の人気急上昇中スポットです。



限られた日程でも、移動は専用車チャーターを使えば安心・効率的。公共交通では難しい弾丸プランも、フラット料金で時間と安全を買えるタクシーチャーターなら実現できます。
この記事では、日本人向けサポートが充実した「スリランカタクシーチャーターサービス」の利用を前提に、テーマ別に厳選した2泊3日モデルコース3種類をご提案します!


まずは基本情報としてフライト時間や時差、移動手段について押さえた上で、以下の3モデルコース詳細をご覧ください。
- プランA: アーユルヴェーダ体験 – 空港から車で2時間以内のリトリート宿泊で癒しの旅
- プランB: 世界遺産巡り – シギリヤ・ダンブッラ・キャンディの文化三角地帯を満喫
- プランC: 南部ビーチリゾート – ゴールなど南海岸のビーチと街並みを楽しむ
それでは、スリランカ2泊3日の魅力と現実的な旅程を詳しく解説していきます。
スリランカ2泊3日旅行の基本情報【成田~コロンボ直行便・移動手段】
成田からのフライトと時差



成田空港からスリランカのバンダラナイケ国際空港(コロンボ近郊)へはスリランカ航空の直行便が週4便運航しています。
所要時間は約9時間20分で、例えば成田11:15発→コロンボ17:05着(現地時間)というスケジュールです。
日本とスリランカの時差は3時間30分で、サマータイムはありません。日本の方が3時間30分進んでいます。
復路の直行便は現地19:50発→成田翌朝到着(約8時間50分)となり、短い休みでも深夜発を活用すれば実質3日間観光できます。
タクシーチャーターで移動
スリランカでは効率的かつ安全に巡るため、日本語対応可能な専用車チャーターの利用がおすすめです。


公共交通もありますが路線網が複雑で所要時間が読みにくいため、短期旅行ではドライバー付き貸切車が最有力手段でしょう。日本人が運営するスリランカ政府公認のドライバーが提供するサービスもあり、3日間チャーター料金は5万円(税込)と定額パッケージ化されています。


2人~3人でシェアすれば一人当たりの負担は更に割安です。到着時はドライバーが空港出迎えしてくれるため安心ですし、ドアツードア移動で時間を有効活用できます。



短い期間でスリランカを効率的に巡ると考えた時に最適な選択肢となります。
旅行シーズンと傾向
スリランカ旅行費用は渡航時期によって変動し、航空券は7~8月のお盆シーズンや年末年始は高騰します。
一方、6月や11月などオフシーズンは日本人観光客が少なく航空運賃も安め(往復6~8万円程度)です。例えば夏休み繁忙期の直行便は往復約9~11万円が目安(早期予約やセールで多少低減可)。
ホテル代もハイシーズンは平均で1泊あたり2,000~5,000円程度高くなる傾向があります。本記事では各プランの費用表に閑散期(オフシーズン)とハイシーズンそれぞれの航空券・宿泊費の目安を併記しました。



なおスリランカは四季ではなく地域ごとに雨季と乾季があり、訪問エリアによってベストシーズンが異なります。南西海岸(ゴール等)のビーチは11~4月頃が乾季でベストシーズンとなります。



一方、文化三角地帯(シギリヤ周辺)や中央高原は6~8月でも比較的観光しやすく、海岸より内陸を選ぶ手もあります。短期間で天候リスクを減らすにはこのように季節に応じて行き先を選ぶのがポイントです。
ビザとその他準備
日本国籍の場合、スリランカ入国には事前に電子渡航認証(ETA)の取得が必要です(観光目的30日まで$35)。
オンライン申請しておきましょう。その他海外旅行保険への加入、予防接種(任意)なども各自ご準備ください。
電源プラグはBFタイプが主流、通貨はスリランカルピーですが日本円からの両替も空港で可能です。公用語はシンハラ語とタミル語ですが英語も通じやすく、日本人観光客の増加に伴い日本語対応の施設やガイドも増えています。
以上を踏まえて、いよいよ3つのモデルコースを詳細に見ていきます。それぞれ旅のテーマが異なるので、ご自身の興味に合うプランをお選びください。
プランA: アーユルヴェーダ体験で心身リフレッシュ(空港から2時間圏内)



「とにかく癒やされたい」「リゾートでのんびりデトックスしたい」方に最適なのがアーユルヴェーダ体験プランです。長時間フライトの疲れを、到着後すぐ本場のアーユルヴェーダで癒やす贅沢なコース。



空港から車で約2時間以内のアーユルヴェーダ・リトリート施設に連泊し、観光よりもスパやヨガ、ヘルシーな食事を中心に過ごします。
近年スリランカは伝統医療アーユルヴェーダやスパイス療法が注目を集め、デトックス旅行先として人気上昇中です。物価の安さも手伝い高級スパ滞在も比較的手頃に実現できる点も魅力でしょう。
スケジュール概要
到着後、専用車でリゾートへ直行(運転手が到着ロビーで出迎え)。移動時間が2時間以内の施設を選ぶため、この日は20時頃までにチェックインできます。
首都コロンボから近いネゴンボ周辺や、コロンボ市内のスパ、あるいは空港から南に高速道路で約2時間のベントタ~ベルワラ海岸エリアなどが候補です。
到着後はホテルでゆっくり休みましょう(夕食は機内食で済ませている想定。必要ならホテルで軽食可)。※フライトが遅延し夜到着になった場合は無理に遠くへ移動せず空港近郊に宿泊する判断も重要です。
朝は施設でヨガや瞑想クラスに参加(多くの滞在型リトリートでは朝夕に無料クラスあり)。
その後、専門医の問診を受け、自分のドーシャ(体質:ヴァータ/ピッタ/カパのバランス)をチェック。処方に沿ったオイルやハーブでトリートメント開始です。
シロダーラ(額にオイルを垂らす療法)や全身オイルマッサージ、ハーバルスチーム浴など、本場ならではの贅沢な施術が体験できます。施術後はハーブティーを飲みリラックス。
食事は施設提供のアーユルヴェーディック・ミールを朝昼晩いただきます。例えばオーガニック野菜中心のスリランカ家庭料理やハーブ粥など、体質改善を促すメニューが並びます。
午後はガーデン散策やプールで寛いだり、オプションのハーバルバス(薬草風呂)を楽しんでもいいでしょう。希望者は追加でヘッドマッサージ等の短時間施術を受けることも可能です(別料金)。夜はキャンドルライトディナーや星空の下での瞑想体験が用意される施設もあり、心身ともに浄化されるひとときを過ごします。
朝も軽くヨガや最後の施術を受け、名残を惜しみつつチェックアウト。
スタッフと挨拶を交わし施設を後にします。出発前にアーユルヴェーダ製品のお土産購入もお忘れなく。人気のハーブ石鹸やオイル、歯磨き粉などは現地で買うと安価で種類も豊富です。
専用車で空港へ移動し(所要約1~2時間)、夕方便に合わせて17時頃までに空港着。コロンボ発の帰国便に搭乗します。機内では疲れも取れ、きっと心身ともにリフレッシュできた実感が湧くことでしょう。
宿泊候補(高級/中級ホテル)
ラグジュアリー: 《Jetwing Ayurveda Pavilions(ネゴンボ)》




空港から車で約20分。海辺の町ネゴンボにある5つ星アーユルヴェーダ専門ホテル。全室スパ付きヴィラタイプで、1日1回(2時間)施術と3食・ヨガ込のパッケージ。日本人利用も多くサービス良。施設費用は1泊あたり約25,000~30,000円(閑散期)~約30,000円超(繁忙期)と高級ですが、専門医の問診から本格施術までフルコースで受けられます。ネゴンボ市街やビーチも近く、空港到着日の夜でも無理なく移動可能です。
ミドルクラス: 《Ayu Piyasa(アーユピヤサ)》




オーガニックアーユルヴェーダリゾート(マータレー)》空港から車で約2.5~3時間内陸に入った緑豊かな丘陵地にあるリトリート。2泊3日の短期でも2回/日(計3時間)の施術とヨガ・全食事込みで、1泊あたり30,000円前後~。都市部から離れた静寂な環境で、「収穫から30分以内に調理」した自家農園オーガニック料理が評判。費用は高めですが滞在中の体調管理やホスピタリティも万全で、初心者でも安心して過ごせます。※アクセスに時間がかかるため、初日は空港近くに1泊し2日目朝に移動開始するプランも可。
上記のほか、南西海岸ベルワラの「Heritance Ayurveda Maha Gedara(ヘリタンス・アーユルヴェーダ)」や、ワドゥワの老舗「Siddhalepa Ayurveda Resort(シッダレパ)」、コロンボ市内の「ExSerendib Ayurveda Cure & Therapy(エクセレンディブ)」なども候補です。
滞在型の場合1泊2~3万円(施術・食事込)が相場で、まとまった日数のパッケージも用意されています。2泊3日では本格治療というよりお試し体験の位置づけですが、それでも「旅しながらキレイになれる」価値は絶大と評判です。アーユルヴェーダの奥深さに触れ、帰国後もセルフケアを続けたくなるでしょう。
プランA: アーユルヴェーダ体験の1人あたり概算費用
項目 | 閑散期目安 | ハイシーズン目安 |
---|---|---|
航空券(成田~コロンボ往復)※直行便エコノミー | ¥80,000 | ¥110,000 |
ホテル宿泊(アーユルヴェーダ高級リゾート2泊) | ¥60,000(¥30,000×2泊) | ¥80,000(¥40,000×2泊) |
ホテル宿泊(中級ホテル2泊) | ¥40,000(¥20,000×2泊) | ¥60,000(¥30,000×2泊) |
専用車チャーター代(3日間・空港送迎含む) | ¥50,000(1人で利用) ¥25,000(2人で利用) ¥19,600(3人で利用) ¥14,750(4人で利用) | ¥50,000(1人で利用) ¥25,000(2人で利用) ¥19,600(3人で利用) ¥14,750(4人で利用) |
観光・食事・雑費(ビザ代、保険、お土産等込み) | ¥20,000 | ¥20,000 |
合計(高級ホテル利用の場合) | 約17.5万円〜21万円 | 約22.5万円〜約26万円 |
合計(中級ホテル利用の場合) | 約15.5万円〜19万円 | 約20.5万円〜約24万円 |
備考: 上記費用は1名あたりの概算です(2名以上で航空券以外をシェアすれば一人当たり割安)。アーユルヴェーダ施設代には施術・食事等含まれますが、滞在中に追加オプションを利用すれば別途費用が発生します。閑散期は6月や11月、ハイシーズンはお盆や年末年始を想定しています。航空券はLCC乗継利用なら更に節約可能な場合もあります。観光雑費にはETAビザ料(約¥5,000)やチップ、スパ用品購入費などを含めました。
プランB: 世界遺産巡り満喫コース(シギリヤ・ダンブッラ・キャンディ)
スリランカに行くならユネスコ世界遺産を見ずに帰れない!という方には、こちらの文化遺産巡りプランがぴったりです。



スリランカ中部の文化三角地帯には古代王朝の都や聖地が集まり、短期間でも効率よく周れば主要スポットを体験できます。



中でもシギリヤ・ロックは「行かなければならない場所」No.1との呼び声高い絶景スポット。このプランではシギリヤと周辺遺跡、仏教聖地キャンディを巡り、象の保護施設など動物との触れ合いも組み込みました。




「狂気の王」カーサパ1世が築いた空中宮殿シギリヤや、仏歯寺があるキャンディなど多彩な歴史遺産に触れる旅です。
スケジュール概要
入国後、専用車でそのまま内陸のホテルへ移動します。初日は移動のみで観光はしない行程です。目的地はシギリヤ周辺またはダンブッラの宿泊地。
空港からシギリヤまでは車で約3.5~4時間、ダンブッラなら約3時間です。夕方着でもチャーター車なら夜間の長距離移動が可能ですが、疲労を考慮し休憩を挟みながら向かいましょう。
20~21時頃にホテル到着(途中サービスエリア等で夕食をテイクアウトするか、着いてからホテル食堂で軽めに食事)。1泊目はシギリヤ近郊泊とします。初日に目的地近くまで移動しておくことで、2日目朝から観光にフルに時間を充てられます。ただし夜間走行になるため、信頼できるドライバーに任せるのが肝要です。
午前:シギリヤ・ロック観光、午後:キャンディ方面へ。早朝にホテルを出発し、シギリヤ岩山の入場ゲートへ向かいます。



午前7時頃の登頂開始がおすすめです。



日中は気温が上がり岩壁も熱くなるうえ観光客で大混雑するため、朝一番の涼しいうちに登るのが快適でしょう。
シギリヤは5世紀にカッサパ1世が築いた天空の要塞都市で、頂上まで約1,200段の階段を登ります。道中、壁画「シギリヤ・レディ」の美しいフレスコ画群(1500年前のものが20体以上残存)に目を奪われ、さらに中腹の巨大な獅子の門を過ぎればラストスパートです。




頂上に広がる宮殿跡からは360度ジャングルの絶景が見渡せ、苦労が吹き飛ぶ感動的な眺めです。


下山後は麓で冷たいキングココナッツジュースを飲んで一息つきましょう。
続いて車で約30分のダンブッラ石窟寺院へ(世界遺産「ダンブッラの黄金寺院」)。こちらも朝のうちに訪問します。
ダンブッラ寺院は巨岩の下に造られた5つの石窟からなり、内部に大小無数の仏像と壁画が安置された仏教遺跡です。山頂にあり徒歩で階段を15~20分登る必要がありますが、涼しい時間帯なら無理なく上がれます。
洞窟内は湿度が高くひんやり薄暗い空間に金色の仏陀が並び、その神秘的な雰囲気に心を打たれるでしょう。仏塔や天井画も見応えがあり、スリランカ仏教美術の粋を感じられます。





午後はキャンディへ移動します(ダンブッラからキャンディは車で約2~2.5時間)。途中、紅茶やスパイスの産地ならではのお土産スポットに立ち寄るのも良いでしょう。



午後はキャンディへ移動します(ダンブッラからキャンディは車で約2~2.5時間)。途中、紅茶やスパイスの産地ならではのお土産スポットに立ち寄るのも良いでしょう。
例えばマータレー近郊のスパイスガーデン(香辛料農園)ではシナモンやカルダモンなどの栽培を見学し、アーユルヴェーダ薬草オイルの説明を聞くことができます。お好みで工場直売のノリタケ食器アウトレット(マータレーに工場あり)で陶磁器ショッピングを楽しむこともできます。
夕方、キャンディ市内に到着。キャンディでは18時頃から仏歯寺の礼拝(プージャ)が行われるので、それに合わせて入場しましょう。仏歯寺(スリランカ仏教の最高聖地)は服装規定があるので注意が必要です(露出の少ない服装で、女性は肩を覆うショール必須、入口で靴を脱ぎます)。
夕刻の礼拝時間帯は観光客だけでなく信徒も多く訪れ寺院内は厳かな熱気に包まれます。黄金の仏歯舎利容器が安置された内部は厳粛そのもの。




一通り拝観した後、19時から市内ホールで開催されるキャンディアン・ダンス(伝統舞踊ショー)を鑑賞するのもおすすめです。民族衣装の踊り子たちによるダイナミックな舞と、フィナーレの火渡りの儀式は観光客に人気のプログラムです。夜はキャンディ市内のホテルにチェックインし、ゆっくり休みます。
朝チェックアウトしてコロンボ方面へ向かいます。



フライト時刻によりますが、途中でピンナワラ象の孤児院に立ち寄る余裕があるでしょう。



キャンディからピンナワラは車で約1時間、孤児院では10:00頃と14:00頃の1日2回、象たちの川浴びシーンが見られます。


タイミングを合わせて行けば、数十頭の象が川で水浴する迫力ある光景に出会えます。生後間もない赤ちゃん象もおり、ミルクやり体験(要チケット)も可能です。
保護施設なので檻はなく間近で象を見ることができ、象好きにはたまらないスポットです。ピンナワラ見学後は専用車で空港へ直行します(ピンナワラから空港まで約2.5~3時間)。
道中、渋滞しやすいコロンボ市街を迂回するため、高速道路経由で向かいましょう。夕方、空港到着。無事チェックインし、コロンボ発の帰国便へ搭乗します。(※朝発のフライトの場合はピンナワラは立ち寄らず直行するか、キャンディを早朝4時出発する必要があります)。
宿泊候補(高級/中級ホテル)
ラグジュアリー(初日シギリヤ周辺 / 2日目キャンディ):
《Heritance Kandalama(ヘリタンス・カンダラマ)》シギリヤ近郊ダンブッラにある世界的にも有名な建築デザインホテル。




巨岩とジャングルに溶け込むように建てられた姿は圧巻で、建築家ジェフリー・バワの代表作です。全室レイクビューで野生動物も訪れる自然派リゾートですが設備は5つ星級。シギリヤやダンブッラ観光の拠点に最適です。1泊2万~3万円台が相場。
キャンディでは《Earl’s Regency(アールズリージェンシー)》など市街から少し離れた丘の上の5つ星ホテルが静かでおすすめ。プールやスパ完備で旅の疲れを癒せます。繁忙期はキャンディ市内で民族祭典ペラヘラ(7~8月)開催がありホテルが取りにくくなるため、早め予約必須です。
ミドルクラス(初日シギリヤ周辺 / 2日目キャンディ):
《Sigiriya Village(シギリヤ・ヴィレッジ)》や《Hotel Sigiriya》など、シギリヤ・ロックを望む3~4つ星ホテルは多数あります。料金は1泊1万~1万5千円程度から。設備は簡素でもロケーション優先ならこれらがお手頃です。
キャンディの中級ホテルとしては《Sevana City Hotel(セバナシティホテル)》が日本人クチコミでも評判。中心部に近く1泊5~8000円台からと格安ですが2018年に新館が完成し清潔で快適です。屋上プールやレストランもありコスパ良好です。そのほかキャンディ湖畔のブティックホテルやゲストハウスも多数あります。



なお、観光地を巡るプランではホテルを転々とする必要がありますが、荷造りの手間を減らしたい場合はドライバーに大型荷物を預けて車内に置いておくこともできます。



貴重品以外は車内管理できるため、身軽に観光できるのもチャーター移動の利点ですね!
費用概算(プランB: 世界遺産巡り)
項目 | 閑散期目安 | ハイシーズン目安 |
---|---|---|
航空券(成田~コロンボ往復) | ¥80,000 | ¥110,000 |
ホテル宿泊(高級ホテル2泊分) | ¥50,000(¥25,000×2泊) | ¥70,000(¥35,000×2泊) |
ホテル宿泊(中級ホテル2泊分) | ¥30,000(¥15,000×2泊) | ¥45,000(¥22,500×2泊) |
専用車チャーター代(3日間) | ¥50,000(1人で利用) ¥25,000(2人で利用) ¥19,600(3人で利用) ¥14,750(4人で利用) | ¥50,000(1人で利用) ¥25,000(2人で利用) ¥19,600(3人で利用) ¥14,750(4人で利用) |
観光・食事・入場料・雑費等 | ¥25,000 | ¥30,000 |
合計(高級ホテル利用) | 約17.5万円〜約21万円 | 約22.5万円〜約26万円 |
合計(中級ホテル利用) | 約15.5万円〜約19万円 | 約20.5万円〜約24万円 |
備考: 世界遺産観光地の入場料はやや高額ですが、上記「観光・雑費」欄に含めています(例:シギリヤ遺跡:約6,000円/人、ダンブッラ石窟寺院:約1,500円、仏歯寺:約1,500円など)。また象の孤児院入場料(約3,000円)や伝統舞踊ショー代、ガイドチップ等も含め余裕をもって計上しました。食事代は高級ホテル利用の場合、館内レストラン利用が多く割高になる想定でハイシーズン値をやや多めに設定しています。閑散期の総額は20万円弱~、ハイシーズンは25万円前後が一つの目安です。短期間でも主要世界遺産3か所を網羅でき満足度は高いですが、移動距離(3日間で約500km以上)も長くなるため体力と時間配分に留意が必要です。
プランC: 南部ビーチリゾート&歴史街道コース(ゴールと海岸エリア)



スリランカ南西海岸はビーチリゾートの宝庫です。インド洋の青い海とヤシの木が織りなす風景の中、のんびりリゾート気分を味わいたい方にはこちらのプランがおすすめ。



オランダ要塞都市として栄えたゴール旧市街(世界遺産)の散策と、美しいビーチでのリラックスタイムを組み合わせたコースです。
南部はマリンアクティビティも豊富で、ホエールウォッチング(クジラ・イルカ海上観察)やウミガメ保護センター見学、サンセットクルーズなども人気です。
首都コロンボにも比較的近いエリアなので移動の負担も小さく、3日間でもリゾートステイの醍醐味を満喫できます。
スケジュール概要
入国後、専用車で南へ向かいます。初日は海沿いのリゾートホテルまでの移動のみです。
目的地は世界遺産のゴール(Galle)またはその近郊のビーチエリア。空港からゴールまでは高速道路経由で約2~2.5時間程度です。



渋滞の少ない時間帯に入ればもう少し短縮できます。19~20時頃にはホテルに到着できるでしょう。
途中、サービスエリアのフードコートで軽食を取るか、ホテルのレストランでディナーを楽しむのも良いでしょう(南部は新鮮なシーフードが名物)。
夜は波音を聞きながら旅の疲れを癒やしてください。1泊目はゴールまたは周辺ビーチリゾート泊となります。
ホテルで朝食後、まずはゴールの要塞エリアを歩いて観光します。



ゴールは16~18世紀にポルトガル・オランダ統治下で要塞都市として発展した港町で、城壁に囲まれた石畳の街並みが大変フォトジェニックです。
オランダ風情の建物が建ち並ぶ小路や古い教会、灯台など見どころ多数。まずは城壁の上を歩いて海を眺め、時計塔や星型要塞跡を巡りましょう。


街中には可愛いカフェや雑貨店も多く、宝石(スリランカは宝石の名産地)のショップもあります。歴史的建造物としてゴール要塞門やオランダ改革派教会(1755年築)も必見です。



1~2時間ほど散策したら冷房の効いたカフェでアイスティー休憩も良いでしょう。 昼前には一旦ホテルやビーチに戻り、午後はフリータイムとします。
南国の太陽の下、ビーチベッドで読書をしたり海水浴を楽しみましょう。
ホテル併設のスパでシロダーラなど簡易アーユルヴェーダマッサージを受けるのもおすすめです(30分~1時間のコースなら気軽に体験可能で料金も日本より割安です)。アクティブに過ごしたい場合は、以下のようなオプショナルも検討できます。




ホエールウォッチング(11~4月季節限定): 世界有数の規模でシロナガスクジラが回遊するポイントが南岸沖にあります。特にミリッサ(Mirissa)発のクルーズ船が有名で、11月~4月頃の乾季に運航。朝6時半頃出港し約3~5時間の航海で運が良ければクジラやイルカの群れに遭遇できます(要前泊地)。3日間では難しい場合もありますが、もし初日夜にミリッサ近郊に宿泊したなら2日目午前に組み込めます。ただし船酔い対策は必須です。
ウミガメ保護センター見学: ゴール北のコスゴダ(Kosgoda)やベントタ近郊にはウミガメの孵化場があります。浜辺に産み落とされた卵を保護し孵化させて海に返す活動を紹介しており、バケツに入った子ガメを触れたり放流体験ができる施設もあります。入場料は数百円程度の寄付金です。
マッドゥ川ボートサファリ: バラピティヤ(Balapitiya)発、マングローブ林に囲まれたマッドゥ川をボートで巡るエコツアー。所要1時間ほど。水上寺院やシナモン農家の島に立ち寄ったり、川面に棲む水鳥やトカゲを観察できます。
シュノーケリング・マリンスポーツ: ウナワトゥナやヒッカドゥワのビーチではシュノーケリングで珊瑚礁の魚を見たり、バナナボートなどマリンアクティビティも楽しめます(ただし海況は季節により異なる)。
スティルトフィッシング見学: ウェリガマ周辺の海岸で見られる伝統漁法高床式釣り。細い杭の上に腰掛け海に糸を垂らす漁師の姿は有名な写真スポットです。現在は実演モデルにチップを払って撮影させてもらう形ですが、一見の価値ありです。夕方はビーチでサンセット鑑賞を。水平線に沈む夕日は南国リゾートならではの美しさです。夜は海岸沿いのレストランでシーフードBBQディナーを楽しみましょう。ロブスターや大エビのグリルも日本よりずっとリーズナブルに味わえます。
2泊目も同じホテルに宿泊します(連泊することで移動を減らしゆったり過ごすプランです)。
朝食後チェックアウトし、空港へ北上します。
ゴール付近から空港までは高速利用で約2時間半~3時間です。フライトが夕方以降なら、途中で少し立ち寄り観光を入れる余裕もあるでしょう。
例えばクラブアットレットモール(Colombo Bandaranaike記念国際会議場近くの大型土産店)に立ち寄って最後の買い物をしたり、時間があればコロンボ市内を少しドライブ観光してみても良いかもしれません。
コロンボにはイギリス統治時代のコロニアル建築やヒンズー寺院、赤と白のストライプ模様が印象的なジャミ・ウル・アルファー・モスクなど見所もあります。
ただし飛行機の時間に遅れないよう余裕を持った行動を心掛けてください。専用車なら空港直前まで荷物を載せたまま観光可能なので、その点は安心です。
予定通り空港に到着したらドライバーにお礼と別れを告げ、チェックイン手続きを済ませます。そしてコロンボ発の帰国便に搭乗し、スリランカでの楽園のような時間に別れを告げます。
宿泊候補(高級/中級ホテル)
🏨ラグジュアリー:
《Amangalla(アマンガラ)》ゴール旧市街にある超高級ホテル。18世紀建造の元オランダ総督邸を改装したコロニアル様式のホテルで、世界的アマンリゾート系列の一つ。1泊10万円以上と別格ですが、アンティークな雰囲気と専用スパで優雅な滞在が叶います。
《Jetwing Lighthouse(ジェットウィング・ライトハウス)》。ゴール郊外の崖上に建つ5つ星ホテルで、鬼才バワの設計によるモダンな建築とインフィニティプールが魅力です。1泊2万~3万円台。夕陽が美しくハネムーナーにも人気です。
🏨ミドルクラス:
ゴール周辺の中級ホテルはビーチリゾート系が充実しています。《Hikka Tranz by Cinnamon(シナモン系列)》や《Weligama Bay Marriott Resort》などは大型チェーンで安定感があります(閑散期1泊1.2~1.5万円程度から)。
もう少しリーズナブルに済ませるなら《Unawatuna Beach Resort》や多彩なブティックホテルも良いでしょう。ゴール旧市街内にも小規模なヘリテージホテルが点在します。
例えば《Fort Bazaar》は旧商館を改装した趣あるホテルで、立地重視なら検討価値ありです。中級ホテルはシーズンオフなら1泊1万円以下も多く掘り出し物があります。また南部はヴィラ貸切も盛んで、プライベートプール付きヴィラを家族やグループで借りる手もあります。
費用概算(プランC: 南部ビーチリゾート)
項目 | 閑散期目安 | ハイシーズン目安 |
---|---|---|
航空券(成田~コロンボ往復) | ¥80,000 | ¥110,000 |
ホテル宿泊(高級リゾート2泊) | ¥50,000(¥25,000×2泊) | ¥70,000(¥35,000×2泊) |
ホテル宿泊(中級ホテル2泊) | ¥30,000(¥15,000×2泊) | ¥45,000(¥22,500×2泊) |
専用車チャーター代(3日間) | ¥50,000(1人で利用) ¥25,000(2人で利用) ¥19,600(3人で利用) ¥14,750(4人で利用) | ¥50,000(1人で利用) ¥25,000(2人で利用) ¥19,600(3人で利用) ¥14,750(4人で利用) |
観光・食事・雑費等(アクティビティ費用含む) | ¥20,000 | ¥30,000 |
合計(高級ホテル利用) | 約16.5万円〜約20万円 | 約23.5万円〜約26万円 |
合計(中級ホテル利用) | 約14.5万円〜約18万円 | 約20万円〜約23.5万円 |
備考: マリンアクティビティはオプション扱いで、「観光・雑費」欄に一部組み入れています。例えばホエールウォッチングは$50~$60程度(5,000~7,000円)、川ボートサファリは2,000~3,000円程度、マリンスポーツ各種1,000~3,000円などです。これらを行わず純粋にホテル滞在中心なら、その分出費は抑えられます。ハイシーズン(12~3月)の南部海岸は欧米からの観光客も増えホテル代が上昇します。特に年末年始はリゾート料金が跳ね上がるのでご注意ください。閑散期は雨季(5~10月)にあたりますが、その時期でも東海岸のトリンコマリーやパシクーダ方面は乾季になるため代替候補です。ただしアクセスが遠く3日では難しいため、当プランでは近場の南西海岸を想定しています。シーズンを選べば3日間でも南国ビーチでのんびりと贅沢な時間を過ごせるでしょう。
まとめ:2泊3日でもスリランカを満喫するコツ
以上、スリランカ発着2泊3日で楽しめる3つのモデルコースをご紹介しました。
それぞれ特徴が異なりますが、共通するポイントとして専用車チャーターの活用と現地1日目の夜を移動に充てる工夫で、短期間でも充実した旅程を実現しています。
短い休みでも「スリランカに行ってみたい!」というニーズに応えるためには、効率よく移動できるプランニングが重要です。また、出発前には各プランに合わせた準備をしておくと安心でしょう。
- 体調管理: 到着直後から活動するプランが多いため、フライト中はなるべく睡眠をとり、現地でベストコンディションを保ちましょう。特に世界遺産巡りやビーチでの日差し対策に帽子・日焼け止め、虫除けも必携です。長い寺院参拝には脱ぎ履きしやすい靴や薄手の羽織物もお忘れなく。
- 現地通貨・通信: 空港である程度のルピーに両替しておくとチップや露店で便利です。クレジットカードは都市部のホテルや店で利用可。SIMフリー携帯なら到着ロビーでプリペイドSIMを購入すれば安価に通信できます(主要通信会社Dialogなど、3GBで数百円程度から)。
- 安全面: スリランカは比較的治安が良い国ですが、深夜の単独外出は避け、貴重品管理を徹底しましょう。専用車利用中は荷物を車内に置けますが、車外に出る際は念のため貴重品を携行してください。ホテルのセーフティボックスも有効活用を。
- 旅行保険: 短期でも海外旅行保険への加入を強くおすすめします。特にアクティビティに参加する場合や、万一体調を崩した際に備えておきましょう。
- 予備日検討: 可能であれば**+1日延泊**して3泊4日にすると、各プランに余裕が生まれます。例えば文化遺産巡り+サファリを追加したり、ビーチ+高原紅茶畑まで足を延ばすことも可能です。お休みの日数に融通が利く場合は、欲張ってみるのも良いかもしれません。
最後に、スリランカ2泊3日旅行のモデルコースをまとめると、「アーユルヴェーダで癒やし」・「世界遺産で歴史探訪」・「南国ビーチで寛ぎ」の三本柱でプランニングすれば短期間でも満足度の高い旅になることがお分かりいただけたでしょう。
それぞれのプランで挙げた差別化ポイント(日本語ガイド付きチャーター、ホテル2案提案、費用の根拠提示など)は、既存の他言語記事も参考に洗練させました。
スリランカ旅行は近年ますます人気が高まっており、日本からも直行便で気軽に訪問できます。ぜひ本記事を参考に、短いお休みでも実現可能なスリランカ旅行計画を立ててみてください
次の3連休は、スリランカで特別な体験をしてみませんか?
きっと価格以上の感動と思い出が待っています。
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