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スリランカ旅行の5泊6日モデルコース3選を紹介!

スリランカ旅行5泊6日モデルコース

スリランカは、美しい自然や豊かな文化遺産に恵まれた「インド洋の真珠」と呼ばれる島国です。

Dilshan

2009年の内戦終結以降観光地として注目が高まり、2014年にはスリランカ航空が成田~コロンボ間の直行便運航を開始したことでアクセスも向上しました。

ゆき

成田を昼頃出発し約9時間でコロンボに到着(時差-3時間半)するスケジュールで、現地到着は夕方~夜になります。

短期間でも世界遺産やビーチ、アーユルヴェーダなど多彩な魅力を満喫でき、 5泊6日 の旅行は初めてのスリランカ旅行におすすめのプランです。といっても、最終日の朝に飛行機で成田につくので実質5日間ですね。

日本人旅行者には専用車チャーターでの周遊が一般的で、安全かつ効率的に観光できます。実際、女性の一人旅でも政府公認のタクシーチャーターを手配し、空港送迎から観光まで安心して利用できた例があります。

今回はスリランカ を5泊6日で楽しむための日本人観光客向けモデルコース3種類をご紹介します

プラン1アーユルヴェーダ体験+南部ビーチリゾート
プラン2世界遺産周遊+サファリ(文化三角地帯と国立公園)
プラン3世界遺産周遊+紅茶の高原リゾート

各プランごとに、現実的な日程(1日ごとの行程)、宿泊ホテルの高級/ミドルクラス例、所要時間や移動距離の目安、そして旅費の概算(閑散期/ハイシーズンの費用内訳)をまとめています。

専用車は現地5日間チャーターを想定し、航空券や宿泊費も含めた総費用を算出しています。

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スリランカタクシーチャーターサービスは日本人が運営するサービスで最安値を掲げています!スリランカタクシーチャーターサービスの価格を前提に概算費用などを算出しています。

限られた日程でも効率よく魅力を味わえるモデルコースばかりです。それでは詳細を見ていきましょう。

目次

プラン1: アーユルヴェーダ体験+南部ビーチで癒やしの旅

初日は夕方にコロンボ空港へ到着後、近郊のアーユルヴェーダ専門リゾートで癒やしのステイを開始。

ゆき

伝統医療アーユルヴェーダの本場で心身をリセットした後、南部海岸のビーチリゾートへ移動し、インド洋のビーチでリゾート滞在を満喫するプランです。

移動距離を抑えつつリラクゼーションに重点を置いており、長旅の疲れを癒やしながらスリランカらしいリゾート気分を味わえます。

1日目(到着日)コロンボ空港~ネゴンボでアーユルヴェーダ体験開始

成田発の直行便でコロンボ・バンダラナイケ国際空港に17:05到着。

入国後、そのまま車で約30分のネゴンボにあるアーユルヴェーダホテルへ向かいます。ネゴンボは空港から車で20~30分と至近で、インド洋に面したビーチリゾート町です。

ネゴンボ

到着日の夜は無理に遠出せず、ホテルでゆっくり休みましょう。

チェックイン後、伝統的な挨拶「アーユボワン」で迎えられ、ハーブの香り漂うウェルカムドリンクをいただきながら旅の疲れを癒やします。アーユルヴェーダ専門リゾートでは到着当日から早速カウンセリングや簡単な施術を受けられる場合もあります。南国の静かな環境の中、心地よい夜風に包まれながら初日が終了します。

▶宿泊:
《高級》Jetwing Ayurveda Pavilions(ネゴンボ) – 空港近郊に佇むアーユルヴェーダ専門リゾート。緑豊かな敷地にヴィラが点在し、静寂に包まれた癒やしの空間で、本格的な施術とオーガニック料理を提供。日本では体験できない本場アーユルヴェーダを堪能できます。

《ミドル》Heritance Negombo(ネゴンボ) – 空港から近くビーチ沿いに建つ大型リゾートホテル。アーユルヴェーダ専門ではありませんがスパ設備があり、到着日の滞在先として快適。周辺にレストランやバーも多く立ち並び便利です。

2日目 ネゴンボ(終日アーユルヴェーダプログラム)

旅の目的でもあるアーユルヴェーダ体験にどっぷり浸かる一日。朝はヨガや瞑想クラスに参加し、アーユルヴェーダ医師の問診に基づくオイルトリートメントやシロダーラ(額へのオイル施術)など各種施術を受けます。

Jetwing Ayurveda Pavilions
Jetwing Ayurveda Pavilions
Jetwing Ayurveda Pavilions
Jetwing Ayurveda Pavilions

専用リゾートなら食事もアーユルヴェーディックな薬膳料理が提供され、内側から体質改善を図れるでしょう。プールで泳いだりガーデンで読書したり、自由時間もゆったりと過ごせます。日本の日常を忘れ、五感に響く癒やしの体験を堪能しましょう。夜も引き続きヘルシーなディナーを楽しみ、心身が整うのを実感できるはずです。

★ワンポイント: ネゴンボは漁師町として有名で、早朝には大きな魚市場が開かれます。希望すれば朝市の見学も可能です。また余裕があればネゴンボ・ラグーン(潟湖)のボートクルーズに参加し、水上からマングローブ林や水鳥の観察を楽しむこともできます。

3日目 ネゴンボ ⇒ 南部ビーチリゾートへ移動(ベントタまたはガレ周辺)

午前中にネゴンボのホテルをチェックアウトし、専用車で南西部のビーチリゾートエリアへ向かいます。

ネゴンボから高速道路経由でゴール(ガレ)方面へ南下するルートで、例えばベントタまでは約2時間、世界遺産の街ゴールまでは約3時間半の距離です。昼過ぎには目的のビーチリゾートに到着できます。チェックイン後はホテル周辺のビーチを散策しましょう。

インド洋の青い海と白砂のビーチが広がり、ヤシの木陰で南国の雰囲気を満喫できます。夕方には水平線に沈む美しいサンセットも見逃せません。長距離移動の疲れも、波音をBGMにビーチでのんびり過ごすことで癒やされるでしょう。

▶宿泊:
《高級》アマンガラ(ゴール) – 18世紀オランダ要塞の建物を改装した超高級ホテル。植民地時代の面影を残す世界遺産ゴール旧市街の中心にあり、アンティークな調度品と行き届いたサービスで特別な滞在を約束します。

《ミドル》AVANI ベントタリゾート(ベントタ) – ベントタビーチ沿いのリゾートホテル。建築家ジェフリー・バワ設計による洗練された空間で知られ、プールやスパも完備した4つ星クラスの人気ホテルです。

アマンガラ(ゴール)
アマンガラ(ゴール)
アマンガラ(ゴール)
アマンガラ(ゴール)

4日目 南部ビーチ滞在(マリンアクティビティ&オプショナル観光)

丸一日、南部ビーチでリゾートライフを楽しみます。ホテルの目の前のビーチで海水浴や日光浴をしたり、プールサイドで読書をしたり、思い思いにリラックスしましょう。

アクティブに過ごしたい方はジェットスキーやシュノーケリングなどマリンスポーツに挑戦したり、ボートで沖合へ出てイルカやクジラを探すホエールウォッチングツアーに参加することもできます(※ホエールウォッチングは11月~4月頃の乾季限定)。

ホエールウォッチング

午前の涼しい時間帯には地元漁師の「高床式釣り(スティルトフィッシング)」見学もおすすめです。細い柱の上に腰掛けて釣り糸を垂れる伝統漁は南部海岸特有の光景で、絵葉書のような写真が撮れるでしょう。

高床式釣り(スティルトフィッシング)
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午後はオプショナルで周辺観光へ。ゴールに滞在している場合は17~18世紀築のオランダ要塞跡「ゴール旧市街と要塞」(世界遺産)を散策してみましょう。

ゴール市街

城壁に囲まれた街並みはオランダやイギリス統治時代のコロニアル風情が色濃く残り、博物館や雑貨店、カフェ巡りが楽しめます。ベントタ周辺ならウミガメ保護センター(コスゴダ)で子ガメの放流体験をしたり、ベントタ川のボートサファリでマングローブ林の動植物を観察するツアーが人気です。

夜は最後のディナーとして、海辺のレストランで新鮮なシーフードカレーやロブスターグリルなどを堪能しましょう。満天の星空の下、南国リゾートの夜は更けていきます。

5日目 コロンボ経由で日本へ

いよいよ最終日。午前中にホテルをチェックアウトし、専用車で空港へ向かいます。成田への飛行機は19時50分です。

途中、時間に余裕があればコロンボ市内に立ち寄り最後の買い物を楽しむことも可能です。色鮮やかな手織り布製品が揃う老舗店「ベアフット」や、宝石・紅茶などのお土産をまとめ買いできる政府経営のみやげ店「ラクサラ」などが定番スポットです。

空港には出発2~3時間前までに到着するよう余裕を持って移動しましょう。スリランカ航空の成田行き直行便は深夜発のスケジュールが一般的で、機中泊を経て翌日昼頃に成田到着となります。南国での癒やしの思い出を胸に、日本への空の旅につきます。

6日目 朝に成田到着

朝8時10分に成田空港到着

★プラン1費用概算(1名あたり) ※航空券は東京発着・直行便利用の場合

内訳       閑散期(5~6月など)ハイシーズン(年末年始など)
航空券代(往復)約80,000円約120,000円
宿泊代(4泊分)約60,000円(ミドルクラス利用)約90,000円(同上)
専用車チャーター代72,000円(1人で利用)
36,000円(2人で利用)
29,000円(3人で利用VANタイプ)
22,000円(4人で利用VANタイプ)
72,000円(1人で利用)
36,000円(2人で利用)
29,000円(3人で利用VANタイプ)
22,000円(4人で利用VANタイプ)
食事代(昼夕16回程度)約15,000円(現地食堂中心)約25,000円(ホテル内レストラン利用)
観光・雑費   約10,000円(アーユルヴェーダ施術等)約15,000円(同左)
合計約18万円〜約24万円約27万円〜約32万円

高級ホテル利用や追加観光オプション参加の場合は別途費用が加算されます。例えばJetwing Ayurveda Pavilionsではアーユルヴェーダ滞在パッケージ(食事・施術込み)となるため、宿泊費は上記より増加します。スリランカの物価は日本より安めで、特に食事代は屋台や大衆食堂を利用すれば1食数百円程度と安価です。一方、航空券代は渡航時期によって変動し、年末年始や大型連休は価格が高騰しますので早めの予約が肝心です。

プラン2: 世界遺産(文化遺産)周遊+サファリ満喫プラン

スリランカで特に人気の高い「文化三角地帯」と呼ばれる北中部の世界遺産群(シギリヤ、ダンブッラ、キャンディ)を巡りつつ、野生動物のサファリ体験も組み込んだ欲張りプランです。

文化三角地帯

5泊6日という短期間で効率よく複数の世界遺産都市を訪ね、大自然の中での動物観察も楽しめるため、初めてのスリランカ旅行でも満足度の高い内容になります。

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専用車チャーター移動が中心ですが、距離がある分ロードトリップとして車窓からの風景変化も見どころです。

象や野生動物に会えるサファリはお子様連れにも人気で、文化と自然の両方を味わいたい旅行者に最適なモデルコースとなっています。

1日目 コロンボ空港着~空港近郊にて宿泊(初日は無理をせず休息)

夕方にコロンボ空港に到着したら、この日は遠出せずに空港近郊で1泊します。

長時間フライトの疲れを考慮し、前述のプラン1同様にネゴンボあたりで宿泊するのが現実的です。空港から約20分のネゴンボのホテルにチェックインし、付近のレストランでシーフードカレーなど地元の料理を楽しみましょう。翌日からの長距離ドライブに備え、夜は早めに休み英気を養います。

▶宿泊: (プラン1参照。空港近郊のホテル利用)

2日目 ネゴンボ ⇒ シギリヤ(世界遺産シギリヤロック観光&象のサファリ)

朝8~9時頃にネゴンボを出発し、専用車で北中部のシギリヤへ向かいます。直行で約4時間、途中休憩や昼食を挟んで5時間ほどの道のりです。13~14時にはシギリヤ周辺に到着するため、ホテルに荷物を預けてから午後の観光開始です。

まずは世界遺産シギリヤ・ロックの観光へ。ジャングルの中に突如そびえる高さ約200mの巨岩の頂上には、5世紀のシンハラ王朝が築いた空中宮殿の遺跡が残されています。

シーギリヤロック

岩肌の中腹には「シギリヤ・レディ」と呼ばれる彩色壁画、頂上へ続く最後の階段手前には巨大な獅子の足(ライオンゲート)があり、古代の繁栄を今に伝えます。頂上までの登頂は約1,200段と体力を使いますが、夕方近くの涼しい時間帯であれば無理なく登れるでしょう。

シーギリヤレディ
ライオンテラス

頂上に広がる360度の大パノラマは圧巻で、遠くまで続く緑のジャングルや遺構を一望できます。なお入場料は2023年時点で外国人大人約30ドル(約4,500円)です。

下山後、夕方からは近郊のミンネリヤまたはカウドゥッラ国立公園でサファリドライブを体験します。これらの国立公園はシギリヤから車で1時間弱の場所にあり、特に乾季には野生の象の大群が集まることで知られます。

ミンネリヤ国立公園のエレファントギャザリング
ミンネリヤ国立公園のエレファントギャザリング

ジープに乗り換えて園内に入り、草原や湖沼地帯を探すと、運が良ければ10頭以上のアジアゾウの群れに出会えるでしょう。

象以外にもシカやイノシシ、クジャクなど鳥類、多様な野生動物が生息しており、大自然の中での動物との出会いは感動的な思い出になるはずです。サファリは通常15時~18時頃の日没前後がベストタイムです。夕暮れの空の下、雄大なスリランカの野生を堪能したらホテルへ戻ります。

▶宿泊:
《高級》
ヘリタンス・カンダラマ(ダンブッラ) – 巨岩と森に抱かれた自然派高級ホテル。建築家ジェフリー・バワ設計で有名で、ホテル自体が「森に消えるような」独創的デザインです。インフィニティプールからはシギリヤ・ロックも遠望できます。

《ミドル》ホテル・シギリヤ(シギリヤ) – シギリヤ・ロックを望む好立地にある3つ星ホテル。プール越しにシギリヤを望む景観が人気で、客室や設備はシンプルながら清潔で過ごしやすいと定評があります。

ヘリタンスカンダラマ
ヘリタンスカンダラマ

3日目 シギリヤ ⇒ ダンブッラ石窟寺院 ⇒ キャンディ(古都観光)

朝チェックアウト後、車で30分ほどの世界遺産ダンブッラの石窟寺院へ。

ダンブッラ石窟群は紀元前1世紀から祀られてきたという由緒ある仏教遺跡で、岩山の中腹に大小5つの洞窟伽藍があります。内部には金色に輝く涅槃仏像や天井一面に描かれた仏伝図など、スリランカ最大規模の壁画が残り見応え十分です。

ダンブッラ石窟寺院の入り口
ダンブッラ石窟寺院

石段を15分ほど登った先に入口があり、5つの石窟を順に巡ります。合計150体以上の仏像と2,100㎡に及ぶ壁画は圧巻で、洞窟内はひんやり涼しく神秘的な雰囲気に包まれています。

ゆき

拝観後はふもとの市場で採れたての果物を味わったり、名産の木彫り工芸品を覗いてみるのも良いでしょう。

その後、専用車でスリランカ第2の都市キャンディへ向かいます(所要約2.5~3時間)。道中、スパイスガーデン(香辛料園)に立ち寄るのもおすすめです。

シギリヤ周辺はスリランカ伝統医薬アーユルヴェーダで用いるハーブやスパイスの一大産地で、庭園ではシナモンやカルダモン、サンダルウッドなど様々な香辛料の木を見学できます。無料でハーブオイルの簡単な施術を体験させてくれるガーデンもあり、お土産にアロマオイルやスパイスを購入することもできます。

午後キャンディに到着。キャンディは標高約500mの丘陵地に位置し、かつてのシンハラ王朝最後の都として栄えた古都です。気候は一年を通じて涼しく過ごしやすい(最高気温25度程度)ため「スリランカの軽井沢」のような避暑地でもあります。

市内最大の見どころは世界遺産キャンディの仏歯寺(ダラダーマーリガーワ寺院)です。ここには仏陀(ブッダ)の犬歯が奉納されており、スリランカ仏教徒にとって最も重要な聖地となっています。夕方の礼拝時間に合わせて仏歯寺へ参拝しましょう。

キャンディの仏歯寺
キャンディの仏歯寺の中

白壁に囲まれた寺院内は熱心に祈りを捧げる地元民や僧侶で神聖な空気。黄金の仏歯舎利容器が安置された内部は観光客も拝観可能ですが、仏歯そのものは特別な法要時以外公開されません。それでも、太鼓やラッパの奉納演奏が響く中での礼拝体験は厳かな感動があります。

仏歯寺参拝後、時間があればキャンディ市内を散策しましょう。中心部のキャンディ湖周辺には英国植民地時代の面影を残す建物や、紅茶・宝石の店、マーケットなど見どころが点在します。夕刻にはキャンディアンダンス(キャンディ伝統舞踊)のショーを鑑賞するのもおすすめです。

煌びやかな衣装と力強いシンハラ太鼓の音色に合わせた民族舞踊は迫力満点で、フィナーレでは火の輪くぐりや火渡りの曲芸も披露されます。夜は多国籍料理店での食事や、ホテルのバーで名産アラック酒のカクテルを嗜み、キャンディの夜を楽しみます。

▶宿泊:
《高級》
マハウェリ・リーチ・ホテル(キャンディ) – キャンディ最大級の5つ星ホテル。マハウェリ川沿いに立地し、優雅なプールやスパを備える。静かで景観も良くハネムーナーにも人気。

《ミドル》
オゾ・キャンディ(キャンディ) – 近代的で清潔な3~4つ星ホテル。キャンディ湖を見渡す屋上プールや眺望の良い客室が魅力で、日本人旅行者の評判も良い。

マハウェリ・リーチ・ホテル
マハウェリ・リーチ・ホテル
マハウェリ・リーチ・ホテル
マハウェリ・リーチ・ホテル

4日目 キャンディ ⇒(途中観光)⇒ コロンボ空港へ(深夜便搭乗)

午前中、キャンディ近郊で最後の観光を楽しみます。市街から車で約30分のペラデニヤにはスリランカ最大の王立植物園があります。

19世紀に英国王族のために整備された広大な庭園で、1万5千種以上の植物が生い茂ります。特に見逃せないのは直径2mを超えるジャイアントバンブーや無数のコウモリがぶら下がる竹林、世界最大級のセイシェルヤシの実など珍しい植物コレクションです。色とりどりのランの温室も人気スポット。

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園内をゆっくり散策し、南国の豊かな植物相に触れてみましょう。

植物園見学後、専用車はゴール方面へ向け出発します(所要約4時間〜5時間)。

昼前に出発し、高速道路 E01 経由で南海岸ゴールへ(約220 km/車で4.5〜5 時間)。途中のサービスエリアで休憩とランチを挟みつつ、車窓には椰子林や丘陵が広がります。

夕方、ユネスコ世界遺産「ゴール旧市街と要塞」に到着。

ゴール市街

16世紀にポルトガル人が築き、17世紀以降オランダ人が拡張した星形の城塞都市で、オランダ通り・ライトハウス通りなどコロニアル建築が石畳に連なります。城壁を歩きながら灯台越しに沈むインド洋のサンセットを満喫してください。

▶宿泊:
《高級》Amangalla(ゴール旧市街) – 17世紀のオランダ総督邸を改装した Aman Resorts 系5 つ星。チーク材床と高天井の客室、アーユルヴェーダスパ、ブリティッシュスタイルのプールを備える要塞内随一のラグジュアリーホテル。

《ミドル》Fort Bazaar(ゴール旧市街) – 17世紀のスパイス商の邸宅を18室のブティックホテルへ再生。パティオに面した客室と人気レストラン「Church Street Social」で評判。世界遺産散策に最適の立地。

5日目 ゴール散策 & 南海岸ドライブ → コロンボ経由で帰国

早朝は城壁ランニングや灯台付近の朝焼け撮影がおすすめ。朝食後、旧市街のダッチ教会やスパイス雑貨店をのんびり巡り、紅茶カフェで一服。

正午前に出発し、コロンボへ(約2 時間半)。道中、スティルトフィッシャーマン(高床式釣り)の伝統漁や、海岸沿いのシナモン畑など南部の暮らしを車窓に垣間見ます。

高床式釣り(スティルトフィッシング)

午後はコロンボ市内で短時間の市内観光&ショッピング。独立記念広場やガンガラーマ寺院を写真に収め、ショッピングモール「One Galle Face」や「ODEL」でお土産を購入。

夕方にバンダラナイケ国際空港へ向かいます。成田へは19時50分発です。到着後は自宅でゆっくり旅の余韻に浸りましょう。

6日目 朝に成田到着

朝8時10分に成田空港到着

★プラン2費用概算(1名あたり)

内訳       閑散期(5~6月など)ハイシーズン(年末年始など)
航空券代(往復)約80,000円約120,000円
宿泊代(ホテル3泊+機中1泊)約60,000円(ミドルクラス)約90,000円
専用車チャーター代72,000円(1人で利用)
36,000円(2人で利用)
29,000円(3人で利用VANタイプ)
22,000円(4人で利用VANタイプ)
72,000円(1人で利用)
36,000円(2人で利用)
29,000円(3人で利用VANタイプ)
22,000円(4人で利用VANタイプ)
食事代(朝夕計7回程度)約12,000円約20,000円
観光入場料・現地ツアー代約15,000円(遺跡&サファリ)約15,000円
合計約18万円〜約24万円約26万円〜約32万円

備考: 世界遺産入場料は外国人観光客向けが高額に設定されています(シギリヤロック約35ドル、ダンブッラ石窟寺院約10ドル、仏歯寺約5ドルなど)。サファリはジープ1台あたり50~80ドル程度で貸切チャーター可能(人数で割勘)です。宿泊費はシギリヤやキャンディで中級ホテルを想定していますが、例えばヘリタンス・カンダラマなど高級ホテルを選ぶと1泊あたり+1.5~2万円ほど予算増となります。スリランカの観光地間の移動距離は長いため、専用車と経験豊富な運転手(必要に応じ日本語ガイド)を手配することで安心して効率良く巡れます。

プラン3: 世界遺産+紅茶の高原リゾート満喫プラン

仏教文化が色濃く残る古都キャンディと、英国植民地時代に開発された紅茶の高原リゾート・ヌワラエリヤを組み合わせたプランです。

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世界遺産キャンディでは仏歯寺参拝や文化体験を楽しみ、避暑地ヌワラエリヤでは爽やかな高原気候の中で紅茶畑巡りや名門ホテル滞在を満喫します。

山岳地帯の雄大な自然とコロニアルな街並みが調和した独特の雰囲気は、他では味わえないスリランカ旅行のハイライトとなるでしょう。都市間移動にはあえてスリランカ名物の鉄道も取り入れ、移動自体が思い出になる旅情あふれるコースです。

1日目 コロンボ空港着~キャンディへ直行または近郊泊

夕方に空港へ到着後、時間に余裕があればそのままキャンディまで移動してしまう方法もあります(空港~キャンディは車で約3~4時間)。

成田からの飛行機がバンダラナイケ国際空港につくのは夕方5時なので、そこからタクシーチャーター車を利用すれば夜9~10時頃にキャンディ着となります。

初日はハードですが翌日の観光時間をまるまる確保できる点は嬉しいですね。ただし道中は暗く山道もあるため、初日の夜間移動に不安があれば空港近郊で1泊し、翌朝に出発するプランでも構いません。ここでは空港到着後すぐキャンディへ向かう想定で進めます。

空港から専用車でコロンボ~キャンディ間のハイウェイを北上し、4時間弱でキャンディ市内のホテルへチェックイン。深夜の到着となるため、この日は休息のみとなります。

▶宿泊: 《高級》
キングスパビリオン・キャンディ – 市街地を見下ろす高台に位置する隠れ家ブティックホテル。わずか9室のスイートから成り、宮殿を思わせる豪華インテリアとパーソナルなおもてなしで人気。

《ミドル》ホテル・スイス(キャンディ) – かつて英国総督の邸宅だったコロニアル調ホテル。クラシカルな建物で雰囲気十分。設備はやや旧式ながら立地が良く料金も手頃。

キングスパビリオン・キャンディ
キングスパビリオン・キャンディ
キングスパビリオン・キャンディ
キングスパビリオン・キャンディ

2日目 キャンディ市内観光(仏歯寺・市場散策など)

午前はゆっくり起床して朝食後、キャンディ市内観光へ繰り出します。まずは仏歯寺を来訪し、朝の清々しい空気の中で参拝します。白い僧衣姿の参拝者や制服姿の子供たちで境内は活気にあふれ、夜とはまた違った表情です。

続いてキャンディ中心部のマーケットエリアへ。キャンディ市バスターミナル近くの中央市場では、新鮮な野菜やフルーツ、スパイス、衣料品まで所狭しと並び、活気あるローカルの買い物風景が見られます。

名物の木彫り細工やバティック(ろうけつ染め)布地の店もあり、お土産探しにもぴったりです。紅茶専門店では試飲しながらディンブラやウバ茶などお気に入りのスリランカ紅茶を選びましょう。

宝石店が集まるエリアでは、サファイヤやルビーといった「スリランカの宝石」を鑑賞できます。キャンディは国内随一の宝石研磨・流通の中心地でもあり、運が良ければカット前の原石も見られるかもしれません。

午後は少し郊外へ足を延ばし、ペラデニヤ王立植物園を散策します(プラン2-4日目参照)。

広大な園内で南国の草花や巨木を堪能したら、夕方は再び街に戻りキャンディアンダンスのショーへ。夜はキャンディ湖畔のレストランでキャンディ風カリー(辛さ控えめでココナッツミルクが効いたマイルドなカレー)に舌鼓を打ちます。キャンディ最後の夜をゆっくりお過ごしください。

3日目 キャンディ ⇒ ヌワラエリヤ(高原列車の旅と紅茶工場見学)

朝、ホテルをチェックアウトし、スリランカ高原鉄道の旅へ出発です。

キャンディ駅から山岳地帯行きの列車に乗り、紅茶の里ヌワラエリヤ近郊のナヌオヤ駅を目指します(所要約4時間)。この区間は「世界一車窓が美しい鉄道」と称されるほどで、トンネルと鉄橋をくぐり抜けながら茶畑の緑と渓谷の絶景が広がります。

紅茶列車

現地旅行会社を通じて予約すれば指定席(1等展望車など)を確保できますが、あえてドア付近に立って風を感じたり、乗客と交流しながらローカル気分を味わうのも一興です。ナヌオヤ駅に到着したら迎えの専用車に乗り換え、約30分でヌワラエリヤの町へ到着します。

Dilshan

キャンディ駅へ送ってくれて、ナヌオヤ駅でピックアップしてくれるので列車も楽しめて、それ以外は車で快適に移動できて快適ですよ!

ヌワラエリヤは標高1,868m、年間平均気温16℃前後という高原の町で、その涼しさから「リトル・イングランド(小さな英国)」とも呼ばれています。

19世紀末、英国人によって避暑地かつ紅茶栽培の拠点として開発され、今もチューダー様式の建物や整然とした庭園が街並みに残ります。

ヌワラエリヤの風景

到着後は町の中心ヴィクトリア公園を散策したり、赤い屋根が目印の郵便局から家族に絵葉書を出してみましょう。ランチには古き良き英国風ホテルでアフタヌーンティーを楽しむのもおすすめです。伝統的な三段重ねのティースタンドに盛られたスコーンやサンドイッチを頬張りながら、本場セイロン紅茶を味わう優雅なひとときが過ごせます。

午後は郊外の紅茶工場(ティーファクトリー)見学へ。ヌワラエリヤ近辺には大小様々な茶園と工場があり、有名どころでは「マックウッズ」「ペドロ茶園」などが見学受け入れをしています。工場ツアーでは茶葉の萎凋・揉捻・発酵・乾燥・選別といった紅茶製造工程を専門ガイドが案内してくれます。出来立ての紅茶の試飲もでき、茶畑をバックに記念写真を撮ることもできます。標高の高いヌワラエリヤ産の紅茶は芳醇な香りと上品な味わいが特徴で、お土産購入にも最適です。

見学後はホテルに戻り、高原の夕暮れを楽しみます。夜は暖炉の火が揺れるラウンジで、コートを羽織りながらディナーを。朝晩は冷え込むので、日本の春秋並みの服装があると快適です。

▶宿泊:
《高級》ヘリタンス・ティーファクトリー(ヌワラエリヤ近郊) – 古い紅茶工場を改装したユニークな高級ホテル。茶畑の真ん中に位置し、館内に当時使われていた茶葉ローラーなどの設備がそのまま残され博物館のよう。展望レストランでの食事は格別。

《ミドル》グランドホテル・ヌワラエリヤ – 1891年創業、英国総督の邸宅を前身とする名門クラシックホテル。重厚な木造建築と薔薇庭園が象徴的で、紅茶とスコーンのアフタヌーンティーは外来客にも人気。

ヘリタンスティーファクトリー
ヘリタンスティーファクトリー
ヘリタンスティーファクトリーのルーム
ヘリタンスティーファクトリー

4日目 ヌワラエリヤ → ホートンプレインス国立公園 → コロンボ郊外へ移動

早朝 5:30、ヌワラエリヤを出発し車で約45 分~1 時間でホートンプレインス国立公園へ到着。

【World’s End 展望台】トレッキングへ。標高2,100 mの雲海に切り立つ絶壁「ワールズエンド」までは片道約4 km、園内一周で3 時間ほどの周回コース。

ゆき

朝9時頃には霧が出やすいため、日の出直後に歩き始めるのが鉄則です。公園入口は6:00開門なので、早発でも現地で小休止できるよう朝食ボックスを持参しましょう。

Dilshan

ヘリタンスティーファクトリーなら朝食ボックスも用意してくれますよ!

ハイキング後はヌワラエリヤ市街へ戻り、ホテルでシャワーとランチ。午後はハイランドの景色を眺めながらA7号線 → 高速E02号線でコロンボ近郊(空港周辺)へ南下します(約180 km/4 〜 4.5 時間)。

夕方着後は緑豊かなガーデンに囲まれたブティックホテルでのんびりと過ごしましょう。

▶宿泊(コロンボ国際空港 CMB まで20〜25 分の好立地)

《高級》The Wallawwa(コトゥゴダ)
18室のみの植民地時代邸宅を改装した隠れ家。7 acreのトロピカルガーデンとスパがあり、乗継前に静養できる。空港から車で約20 分。

《ミドル》Jetwing Lagoon(ネゴンボ) – ラグーンとインド洋に挟まれたウェルネスリゾート。100 mの屋外プールとアーユルヴェーダスパ併設。空港から17.8 km/車22 分。

Jetwing lagoon
Jetwing lagoon
Jetwing lagoonの部屋
Jetwing lagoon

5日目 成田帰着 コロンボ市内でアーユルヴェーダ体験&観光 → 夜便で帰国

午前、専用車でコロンボ中心部へ。

まずはシダレーパ・スパ(Colombo 07/Horton Place)で本格アーユルヴェーダのデイパッケージを体験。ドクター診察後、ハーバルスチーム・シロダーラ・ボディマッサージなど数時間で心身を整えるプログラムが人気です(半日コース可)。

シロダーラ

施術後は市内観光・ショッピングへ。独立記念広場やガンガラーマ寺院で写真を撮り、老舗雑貨店「ベアフット」やショッピングモール「Colombo City Centre」で紅茶や宝石、お土産を購入。ランチはオーガニックカフェ、夕食は人気店「Ministry of Crab」で新鮮シーフードカレーを堪能するのもおすすめです。

成田への飛行機は19時50分発です。コロンボでのアーユルヴェーダと世界遺産・高原トレッキングの余韻を胸に、快適な帰路につきます。

6日目 朝に成田到着

朝8時10分に成田空港到着

★プラン3費用概算(1名あたり)

内訳       閑散期(5~6月など)ハイシーズン(年末年始など)
航空券代(往復)約80,000円約120,000円
宿泊代(ホテル3泊+機中1泊)約55,000円(ミドルクラス)約90,000円
専用車+鉄道代 72,000円(1人で利用)
36,000円(2人で利用)
29,000円(3人で利用VANタイプ)
22,000円(4人で利用VANタイプ)
72,000円(1人で利用)
36,000円(2人で利用)
29,000円(3人で利用VANタイプ)
22,000円(4人で利用VANタイプ)
食事代(朝夕計7回程度)約15,000円約25,000円
観光入場料・体験代約10,000円(紅茶工場等)約15,000円
合計約18万円〜約23万円約27万円〜約32万円

備考: キャンディ~ナヌオヤ間の鉄道1等席は約1,000~1,500円程度と格安です。ホートンプレインズ国立公園入場料は外国人大人約15ドル+車両料金です。ヌワラエリヤはホテル料金が他都市より高め(避暑地のため地元富裕層に人気)で、グランドホテルなどクラシックホテルは1泊2万~3万円することもあります。一方、食事は高原野菜中心のメニューが多くヘルシーで、名物のコテージパイやフィッシュ&チップスなど英国風料理もぜひ試してみてください。

まとめ:5泊6日で広がるスリランカの魅力

以上、テーマの異なる3つのモデルコースをご紹介しました。

スリランカは北海道よりひと回り小さい国土ながら、世界遺産だけで8か所もあるほど見どころが豊富です。限られた日程でも、プランの工夫次第で「古代遺跡と大自然」「アーユルヴェーダとビーチリゾート」「高原列車と紅茶」といった多彩な魅力に触れることができます。

いずれのプランも専用車チャーター移動を基本に据えることで、時間を有効活用し充実した旅程を実現しています。特に初めての訪問で勝手が分からない場合は、現地に精通したドライバーガイドにお任せするのが安心です。

費用面でも、例えば約20~30万円あればハイグレードホテルを組み込んだ贅沢な旅ができるほどコストパフォーマンスに優れています。日本では味わえない非日常の体験を気軽に楽しめるのもスリランカ旅行の醍醐味でしょう。

今回ご紹介したモデルコースは一例ですが、実際には興味や予算に応じて自由にカスタマイズ可能です。

旅慣れた方は鉄道やバスを組み合わせたローカル移動に挑戦するのも一興ですし、南部のヤーラ国立公園でヒョウのサファリに挑戦したり、東海岸のトリンコマリーでシュノーケリングを楽しむプランへ発展させることもできます。ぜひ本記事を参考に、自分好みのスリランカ5泊6日旅行プランを検討してみてください。

インド洋の楽園スリランカが、きっと忘れられない思い出を与えてくれるはずです。アーユボワン!(スリランカのご挨拶:長寿を祈る言葉)

最後に、安全で快適な旅のために現地最新情報の収集もお忘れなく。日本国外務省の海外安全ホームページや在スリランカ日本大使館から発信される情報を確認し、十分な準備をして出発しましょう。それでは、良い旅を!

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