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スリランカの気温は?年間の気候と男女別おすすめ服装を徹底解説!

スリランカの気温は?年間の気候と男女別おすすめ服装を徹底解説!

スリランカ旅行で「どんな服を持って行けばいいんだろう?」と悩んでいませんか?

南国の島国だから一年中暑く、夏服だけでOK…と思いきや、実は地域や季節によって意外に気候差があるんです。

例えば朝はインド洋沿いのビーチでプールを楽しんで、夜は高原地帯のホテルで暖炉を囲んでディナー…なんて、一日で「真夏」と「クリスマスの寒さ」の両方を味わうこともできてしまうのです。

ゆき

服装選びを誤ると、高原で凍えてしまったり寺院に入れず困る…なんて事態も起こりえます。

島国で国土は北海道の8割程度とコンパクトですが、モンスーン(季節風)の影響や多様な地形により地域によって気候が大きく異なります。まずはスリランカの年間の気温や季節について知り、旅のプランに活かしましょう。

目次

スリランカの気候と年間平均気温

スリランカは赤道に近い熱帯モンスーン気候で、年平均気温は約28℃と一年中温暖です。例えば沿岸部の平均最高気温は約31.3℃、最低気温は23.8℃なのに対し、山岳地域では平均最高26.1℃・最低16.5℃というデータもあります。

四季はなく雨季と乾季に分かれ、4~6月と10月〜12月が南西モンスーンによる雨季、10~1月が北東モンスーンによる雨季にあたります。

ただし国内でも 南西部(コロンボやゴール等)と 北・東部(ジャフナやトリンコマリー等)では雨季・乾季の時期が真逆で、さらに 中央高原地域(キャンディやヌワラエリヤ等)は標高が高く年間を通して気温が低めになるなど、エリアごとに気候に違いがあります。

スリランカのモンスーン
Dilshan

なお、同じ暑さでも日本の盛夏ほど蒸し暑くなく、日差しは強いものの日陰に入れば意外と過ごしやすいと感じることもあります。

なお、旅行のベストシーズン(観光に適した時期)は地域ごとに異なります。一般に南・西部(コロンボやゴール等)は乾季の12月~3月頃が最も天候が安定し、東海岸や北部(トリンコマリーやジャフナ等)は乾季にあたる5月~9月頃がベストシーズンです。

日本の冬(12~1月)は南西部、夏(7~8月)は東部がちょうど観光に適した時期にあたります。

南西部(コロンボ・ゴールなど)の気候

南西部沿岸エリアでは4月~6月と10月~12月頃が雨季、12月~3月頃が乾季です。雨季にはモンスーンの影響で1日に何度も激しいスコール(熱帯雨)が降り、特に5月と10~11月は年間でも降水量が多くなります。

スリランカのモンスーン

気温は年間通して高く、首都コロンボの平均気温は約27℃と常夏ですが、海岸沿いでは朝晩に海風で体感温度が下がり涼しく感じる日もあります。4月は一年で最も暑い時期で、連日30℃を超える猛暑日が続き、暑さに強い現地の人でも日中の外出は控えるほどです。

北部・東部(ジャフナ・トリンコマリーなど)の気候

北部および東海岸エリアでは10月~1月が雨季、5月~9月が乾季となります。南西部に比べ雨量が少なく乾燥しているのが特徴で、特に北部ジャフナ周辺はスリランカの中で最も雨が少ない地域です。

平均気温は南西部と同程度かそれ以上で、北部の年間平均気温は約29℃に達します。4月は猛暑となり気温が40℃近くまで上がる年もあります。一方で夜間もあまり気温が下がらず、ジャフナでは平均夜間気温が27℃前後と一日中蒸し暑さが続きます。

中央高原(キャンディ・ヌワラエリヤなど)の気候

中央部の高地(標高1000~2000m)では、年間を通して平地より気温がかなり低くなります。

Dilshan

例えば高原リゾートの町ヌワラエリヤは年間平均気温が約16℃前後と、まるで一年中春のような気候です。雨は一年中散発的に降り、明確な乾季はありませんが、1月~3月頃は比較的雨が少なく晴天が多い時期です。

ゆき

8月にスリランカに行きましたが、ヌワラエリヤは肌寒くて長袖が必須でした!

逆に11~12月は雨が増えて朝晩の冷え込みが強まり、夜間気温が10℃前後まで下がる日もあります。実際、ヌワラエリヤのホテルでは夜に暖房(ヒーター)を使用するほど冷え込むこともあり、高原では霧が立ち込めたり霜が降りることもあるほどです。

コロンボとヌワラエリヤの平均気温の推移
コロンボ 平均気温 (°C)ヌワラエリヤ 平均気温 (°C)
1月 (Jan)27.2°C15.1°C
2月 (Feb)27.6°C15.6°C
3月 (Mar)28.4°C16.6°C
4月 (Apr)28.7°C17.2°C
5月 (May)28.9°C17.4°C
6月 (Jun)28.4°C16.5°C
7月 (Jul)28.1°C16.1°C
8月 (Aug)28.1°C16.2°C
9月 (Sep)27.9°C16.3°C
10月 (Oct)27.5°C16.0°C
11月 (Nov)27.3°C16.1°C
12月 (Dec)27.2°C15.5°C
年平均27.9°C16.2°C

上記のようにエリアによって気候は様々ですが、まとめると 「スリランカは基本的に暑いが、高原は涼しい」 と覚えておくと良いでしょう。以下の表に主要地域の気候データを整理しました。

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地域雨季の時期乾季の時期年間平均気温特徴・備考
南西部沿岸(コロンボ等)4~6月・10~11月頃12~3月頃約27~28℃年間降水量多い(特に5月・10~11月は豪雨)
北部・東部沿岸(ジャフナ等)10~3月5~9月約29℃降水量少なめ。4月は極端な猛暑に注意
中央高原(ヌワラエリヤ等)※雨は年中散発(乾季は明確でない)約16℃朝晩冷え込む(冬場は夜10℃前後まで低下)

ワンポイント:雨季の旅行
スリランカの雨季は日本の梅雨のように一日中降り続くことは少なく、短時間のスコールが中心です。とはいえ突然の土砂降りに備え、雨季に訪れる際は折りたたみ傘や薄手のレインジャケットを携帯しましょう。衣類も速乾性素材だと濡れてもすぐ乾かせて便利です。

スリランカ旅行の服装【女性編】

まず女性の服装から見ていきましょう。スリランカでは基本的に一年中、日本の真夏と同じような服装で過ごせます

ゆき

日中は半袖のTシャツやブラウス、薄手のワンピース、通気性の良いコットンパンツなど軽やかな夏服が快適です(素材は綿や麻など汗をかいてもベタつきにくい生地がおすすめ)。

足元も蒸れにくいサンダルが便利ですが、たくさん歩く日はクッション性のあるスニーカーだと疲れにくいでしょう。暑いからといって露出の高すぎる服装は禁物です。特に寺院などの宗教施設では肩や膝を出した服装だと入場できません

ノースリーブやショートパンツで観光している欧米人旅行者も見かけますが、寺院では入口でサロン(布)を巻く対応が必要になるので、最初から肩を覆うストールや膝下丈のスカート等を用意しておくと安心です。

女性にとって日焼け対策も重要です。スリランカの太陽は非常に強烈なので、帽子・サングラス・日焼け止めはマストアイテムと言えます。

薄手の長袖シャツやUVカット素材のカーディガンが一枚あると、日中の直射日光を避けられるうえ室内の冷房対策にもなります。一方、山間部や朝晩の冷え込み対策もお忘れなく。

標高の高いエッラやヌワラエリヤでは、夜は気温が15℃以下まで下がる日もあります。薄手のパーカーやストールなど羽織れる防寒具を持っていきましょう。夕方以降や高原での外出には長袖・長ズボンがあると、肌寒さを防げるだけでなく虫刺され予防にもなります。

ゆき

ちなみに現地の女性は日常的に肌を露出しない傾向が強く、伝統衣装のサリーやゆったりとした洋服を着こなしています。観光客がカジュアルな服装でも問題ありませんが、過度な露出を控えた上品な服装の方が現地になじみやすいでしょう。

リゾート地では服装のシチュエーションに応じた準備を。ビーチやプールでは水着を楽しめますが、町中をビキニのまま歩くのは避け、上に薄手のワンピースやラッシュガードを羽織ると良いでしょう。

またホテルのディナーやおしゃれなレストランに出かける際は、サマードレスやロングスカートに着替えればリゾート気分も盛り上がります。汗をかいたらすぐ着替えられるよう替えの服も多めに用意し、清潔で快適に過ごせるようにしましょう。

女性におすすめの持ち物リスト(服装まわり):

  • 半袖トップス(Tシャツ、ブラウスなど)数枚
  • 薄手ロングパンツ、ロングスカート数枚
  • ワンピース(ノースリーブ可・羽織併用)1~2着
  • 羽織もの(薄手ジャケット、カーディガン等)1着
  • 大判ストール/ショール(冷房・日除け&肌隠し用)1枚
  • 帽子・サングラス・日焼け止め
  • 水着・ラッシュガード(ビーチ用)
  • サンダル(濡れても平気なもの)& 歩きやすい靴

スリランカ旅行の服装【男性編】

男性も基本スタイルは日本の盛夏と同じで問題ありません。

Dilshan

日中は半袖Tシャツやポロシャツにハーフパンツといったラフな服装で過ごせます。ただしデニムジーンズなど厚手の長ズボンは避けたほうが無難です。

スコールに遭うとジーンズは乾きにくく重くなってしまうため、速乾素材のパンツや膝下丈の軽い登山パンツなどが便利でしょう。

靴もサンダルとスニーカーを使い分けられるよう両方あると安心です。濡れても平気なスポーツサンダルは南国旅行の強い味方になります。

男性旅行者は場面ごとの身だしなみに注意しましょう。観光中はラフな服装で問題ありませんが、格式高いホテルのディナーや高級レストランに行く際は襟付きシャツに長ズボンなど少しきちんとした服装(いわゆるスマートカジュアル)で臨みたいものです。

リゾートホテルでも、夕食時にタンクトップや海パン姿だと浮いてしまう場合があります。1着は薄手の綿シャツやチノパンを用意しておき、いざという時にきちんと感を出せる服を持っていくと安心です。

また寺院では男性もショートパンツでは入場できません。入る際に腰布(サロン)を巻いて隠せばOKな場所もありますが、最初から膝下丈のパンツを履いていくほうがスマートでしょう。

なお寺院では入場時に靴を脱ぐ必要があるため、地面の熱さ対策に靴下を履いておくことをおすすめします。裸足だと炎天下では足裏を火傷しそうになるほど地面が熱くなる場合があります。

男性も日差し対策は同様に重要です。帽子やサングラスで直射日光を遮り、日焼け止めクリームも活用してください。屋外での観光時は意識的に水分補給を行い、熱中症にならないよう注意しましょう。

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さらに、冷房対策や寒さ対策に羽織るものも用意してください。バスや電車、ショッピングモールなどは冷房が効きすぎて肌寒く感じることもあります。

ゆき

ちなみにスリランカ航空の飛行機の中も相当寒いので羽織るものは必須です。

薄手のウインドブレーカーやパーカーがあれば体温調節がしやすいです。特に深夜バス移動や長距離フライトの機内ではブランケット代わりにもなります。

なお、中央高地や早朝・深夜のアクティビティに参加する予定がある場合、男性も防寒具を忘れずに。

標高2000m近いスリーパーダ(聖ピーター山、英名: アダムスピーク)にご来光登山するなら、防風ジャケットやセーターは必須です。頂上付近は真冬並みの寒さになるため、防寒着に加えて手袋やニット帽があると安心です。

現地では使わなくても荷物にならない程度の軽量な上着(例えばユニクロのウルトラライトダウン等)を一着入れておくと、機内から高原の冷え込みまで幅広く役立ちました。

男性におすすめの持ち物リスト:

  • 半袖シャツ・Tシャツ 数枚
  • 薄手の長ズボン(チノパン等)2~3本
  • ハーフパンツ 1~2本
  • 薄手の上着(ウインドブレーカー等)1着
  • 帽子・サングラス・日焼け止め
  • スニーカーなど歩きやすい靴
  • 濡れても平気なサンダル
  • 防寒具(高地や冷房用のセーター等)
  • 雨具(折り畳み傘 or レインコート)

着こなしの例

例えば、午前にコロンボ市内を観光し、午後に高原のキャンディへ移動して寺院を訪れるような日程の場合、朝は半袖シャツの上に薄手ジャケットを羽織って出発し、暑い日中は上着を脱いで身軽に過ごし、夕方キャンディに着いたら再び上着を着用するといった体温調節が有効です。また寺院の入場前にはハーフパンツから長ズボンに履き替えるか、上から巻布(サロン)で脚を覆う必要があります。

豆知識:現地での洗濯・服の調達

スリランカの多くのホテルやゲストハウスではランドリーサービス(有料)を利用できます。旅行中に洗濯できるため、衣類は必要以上に持って行かなくても大丈夫です。また、現地で伝統衣装のサリーや涼しいコットンシャツを購入してみるのも良い記念になるでしょう。首都コロンボには衣料品を扱うマーケットや大型店もあるので、足りないものがあれば現地調達することもできます。

まとめ

最後に、本記事のポイントを簡単におさらいしましょう。

  • スリランカは熱帯モンスーン気候で年間を通して暑い。沿岸部の年平均気温は約28℃だが、高原地帯は平均16℃前後と涼しく、地域によって気温・気候の差が大きい
  • 季節は雨季と乾季のみ南西部は12~3月が乾季北・東部は5~9月が乾季。旅行時期と行き先に応じて各地域の天候を確認しよう。
  • 服装は基本的に夏服でOK。半袖シャツ・薄手パンツ・サンダルなど軽い服装で快適に過ごせるが、日差し対策(帽子・サングラス・日焼け止め)と冷房対策は忘れずに。
  • 女性は露出に注意! 寺院では肩や膝を隠す必要があるため、ストールや長めの羽織を用意すると安心。ビーチ以外では過度に肌を見せない服装を心がけよう。
  • 男性も長ズボンを用意。高級ホテルのディナーや宗教施設では襟付きシャツ+長ズボンが望ましい。短パンしかないと入場できない場所もある。
  • 高原や朝晩の冷え対策に薄手の上着を忘れずに。特にヌワラエリヤなどでは夜は10℃台まで下がるので、パーカーやセーターがあると重宝する。冷房が強い乗り物内でも羽織ものが役立つ。
  • 雨季に行くなら折り畳み傘やレインウェアを携行。スコールに備えてバッグに入れておこう。服も速乾性の素材だと雨に濡れてもすぐ乾き快適です。
  • 強い日差し対策として、帽子・サングラス・日焼け止めで紫外線を防ごう。熱中症予防のため水分補給もこまめに。
  • 蚊などの虫除け対策も忘れずに。虫よけスプレーや長袖長ズボンで防護し、特に夜間や森の中では刺されないよう注意。
  • 万一忘れ物があっても、服や日用品は現地のスーパーやマーケットで購入できます。困ったときは現地調達も検討しましょう。
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