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【最新版】スリランカETA完全ガイド:無料化の現状と申請書の書き方まで徹底解説!

【最新版】スリランカETA完全ガイド:無料化の現状と申請書の書き方まで徹底解説!

スリランカは近年、豊かな自然や文化遺産、美しいビーチで日本人にも人気急上昇中の旅行先です。

ゆき

しかし渡航には「スリランカETA」と呼ばれる事前の電子ビザ(渡航認証)が必要なことをご存知でしょうか。

Dilshan

実は2023年末から日本人を含む一部の国の観光ビザ発給手数料が期間限定で無料化されており、「無料なら申請しなくてもいいの?」と誤解されがちですが、たとえ無料でも事前オンライン申請(ETA取得)は必須です。

本記事では、スリランカETAの最新制度状況(無料化の現状)から具体的な申請方法(書き方)、そして申請後に許可がおりるまでの時間や注意点まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。

これからスリランカ旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてスムーズな渡航準備にお役立てください。

目次

スリランカETAとは?最新の制度と現状

「ETA」はElectronic Travel Authorization(電子渡航認証)の略称で、スリランカ政府が2012年に導入したオンライン査証制度です。

観光や短期滞在を目的とする外国人は事前にETAによる許可を取得しないと入国できません。日本人観光客も例外ではなく、空港チェックインや入国審査でETA未取得だと搭乗拒否・入国拒否となる可能性があります。

ただし現在、観光目的の30日間ビザに関しては日本を含む特定の国籍についてETA申請料が免除(無料化)されています。

Dilshan

この措置は2023年末に日本・中国・インドなど7か国を対象に始まり、その後段階的に拡大されており、2025年7月時点では対象国は39か国に増えています。

無料化といっても“ビザ不要”になったわけではなく、あくまで「手数料」が無料になるだけなので、対象国の旅行者も渡航前に必ずETA申請を行う必要があります

ゆき

もし事前申請せず空港でビザ取得しようとすると、無料措置が適用されず有料(通常60ドル程度)になってしまう可能性が高いので注意しましょう。

なお、スリランカを2日以内に乗り継ぐだけのトランジット(通過)目的でもビザ自体は必要ですが、トランジットビザは無料で取得できます。シンガポールやモルディブなど一部の国の旅券所持者は相互主義に基づき短期観光ビザ要件が免除されていますが、日本人は対象外であるため観光目的でも原則ETA申請が必要です。

2024年にはETAシステムを置き換える新しい「e-Visa」制度が導入されましたが、委託業者選定を巡る混乱から同年8月に最高裁判所がe-Visaサイトの運用停止を命じる事態となり、2024年10月以降は従来のETAオンライン申請が再開され現在に至ります。

Dilshan

ETAで発給される観光ビザの有効期間は最初の入国日から30日間で、期間内であれば2回まで再入国(ダブル・エントリー)が可能です。

30日以上の滞在を希望する場合は現地でのビザ延長手続きにより最大6か月まで延長が認められます。

またETA申請・入国に際しては、パスポートの残存有効期限が入国時6ヶ月以上あることや帰国用の航空券を所持していること、滞在中の十分な資金を有することなどが条件となっています。これらの条件は入国審査時にも確認される場合があります。

スリランカ査証種類と主要ポイント比較(観光・トランジット・商用)

スクロールできます
ビザ種別主な目的手数料(日本人)在留許可期間備考
観光ビザ(ETA)観光・観光周遊、友人訪問など無料※(通常50米ドル)30日間(最長6ヶ月まで延長可)ダブルエントリー可(初回入国から30日以内に限り再入国OK)
トランジットビザ48時間以内の乗り継ぎ
一時入国
無料2日間乗り継ぎ証明要。空港で取得可(入国審査で発給)
ビジネスビザ商用会議・研修・取材等55米ドル(日本人)30日間(延長可)空港で取得不可。事前にETAまたは大使館申請が必要。招聘状はETA申請時不要

※日本人は2025年現在無料措置対象国。ETA利用時には別途数ドル程度の決済手数料が発生する場合あり。

スリランカETA申請書の書き方(オンライン申請の方法)

ここからは、実際にスリランカETAをオンラインで申請する手順を解説します。

スマホからでも申請可能ですが、入力ミス防止のためパソコンで行うことをおすすめします。申請はスリランカ政府のETA公式サイト(eta.gov.lk)で行います。トップページで日本語表示を選択することも可能なので、初めてでも安心です(下図参照)。

申請ページの選択

ETAサイトのトップで「申請者本人によって」(Apply for an Individual)をクリックします。

ETAの申請画面へ

次画面で「適応」(Apply)を選択します。これにより自分自身で申請を行うモードになります。

そのあと、左のApply for Individualsを押下します。

Appl

申請フォームの入力

パスポート情報や氏名、生年月日、予定渡航日、滞在先住所など必要事項をアルファベットで入力します。

パスポート番号や氏名は機械読み部分を見ながら正確に転記しましょう。Eメールアドレスも重要です(確認通知が届くため)。予定入国日は多少前後しても問題ありませんが、取得済みETAの有効期限(発行日から180日)内に入国する必要があります。

ゆき

以下参考にしてください

スリランカのETAの入力方法①
スリランカのETAの入力方法②

オンライン決済(無料国は不要): 入力内容を確認して送信すると、通常はクレジットカード決済画面に進みます。Visa/MasterCard/Amexなど指定カードでETA申請料(通常50ドル+カード手数料)を支払います。日本人は無料化措置により金額が0ドルと表示され、この決済ステップはスキップされます。 クレジットカードを持っていない場合、オンライン申請はできないため空港でのアライバルビザ取得(有料60ドル)か在日スリランカ大使館での事前申請を検討しましょう。

申請受理メールの確認:

支払いまで完了すると、すぐにETA申請受付の通知メール(Acknowledgment)が登録したメールアドレスに届きます。件名は「Your application for Sri Lanka ETA is received」といった内容で、申請番号が記載されています。

ETAの申請受領通知

※24時間以上経過しても通知が届かない場合は、メールアドレスの入力誤りの可能性があるため、ETAサイトの「Status Check」ページでパスポート番号等を入力して申請状況を確認してください。

ETA承認通知の受領

通常、申請の24時間以内にETA承認メール(Approval notice)が届きます。早ければ数分〜数時間で許可されるケースもあります。

スリランカのETAの承認通知

承認通知メールにはETA番号と有効期限(発行日から約180日後の日付)が記載されています。このメールを印刷するかスマホに保存しておきましょう。入国審査ではパスポートのICチップ照会でビザ取得済みか確認されるため通常プリント提示は不要ですが、念のため提示できる状態で持参すると安心です。

    ETA申請から許可されるまでの時間・注意点

    スリランカETAの処理時間は通常非常に早く、オンライン申請後ほとんどの場合は即時〜数時間以内に承認されます。

    遅くとも24時間以内には許可が下りるのが一般的です。

    Dilshan

    そのため渡航直前の申請でも間に合うケースが多いですが、万一審査に時間がかかったり入力不備があると旅行に支障が出るため、旅程が決まり次第なるべく早めに申請しておくことをおすすめします。

    ゆき

    ETAは承認日から180日間有効なので、例えば数ヶ月先の旅行でも事前取得しておけば有効期限内なら入国時に問題ありません。

    まれに審査が長引く場合や「ETA Referral Notice(照会通知)」という追加確認が届くケースもあります。これはETA発給が一旦保留された状態で、記載された指示に従い最寄りのスリランカ大使館に連絡して対応する必要があります。

    なお、以前はスリランカ入国時に紙の入国カード(アライバルカード)の記入・提出が必要でしたが、2025年5月現在この制度は廃止されており、オンライン申請したETAのみで入国手続きが可能です。

    30日以上滞在する場合は、入国後にビザ延長申請を行えば最大6ヶ月まで滞在可能です。延長には追加費用がかかりますが、最初の90日間まではオンライン申請も用意されており、それ以上は現地の出入国管理局で手続きを行います。

    また、ETA申請は必ず公式サイトから行いましょう。インターネット検索で上位に表示される代行業者サイトを利用すると、正式料金に加え高額な手数料を請求される場合があるので注意してください。

    まとめ

    今回のポイントをまとめると以下となります。

    • 日本人を含む外国人観光客はスリランカ入国に事前の電子ビザ(ETA)取得が必要(2025年現在、一部国は申請料無料)。
    • ETAは公式サイトからオンライン申請可能。パスポート情報や渡航予定日などを入力し、クレジットカードで支払い(日本人は無料のため支払い不要)。
    • 申請後、通常は即時〜24時間以内にETA承認通知メールが届く。承認されたETAは発行日から180日間有効で、30日以内の観光滞在が許可される。
    • 取得済みETAがあれば入国時にビザスタンプ等は不要(パスポートと指紋照合で確認)。念のため承認通知のプリントを持参すれば安心。
    • 観光ビザは最大6ヶ月まで延長可能。30日を超える滞在予定の場合は現地到着後にオンラインまたは出入国管理局で延長申請を行う。
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