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【2025年】スリランカの治安は悪い?女性や子連れでも大丈夫?

【2025年】スリランカの治安は悪い?女性や子連れでも大丈夫?

エメラルドの島とも称されるスリランカ。

ゆき

美しい自然や世界遺産、美味しいカレーなど魅力満載ですが、「スリランカの治安は大丈夫?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

Dilshan

近年、深刻な経済危機に伴うデモ騒動や大規模テロ事件の報道もあり、「スリランカは危ない国なのでは?」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし実際のところ、スリランカの治安は新興国の中では比較的安定していると言われます。ただし日本と比べれば注意すべき点が多いのも事実で、特に女性や子連れの家族旅行では不安もあるでしょう。

本記事では2025年時点のスリランカ治安最新情報を徹底調査し、海外安全情報や現地在住者の声、各国の渡航情報などをもとに網羅的に解説します。

注意すべきエリアや具体的なトラブル事例、防犯のポイントまでまとめていますので、旅行前の不安解消にぜひお役立てください。それでは早速見ていきましょう!

目次

スリランカの最新治安状況と渡航情報

まず、日本の外務省が発表しているスリランカの危険度レベルを確認しましょう。

2025年現在、スリランカ全土の危険レベルは最も低い「レベル1(十分注意してください)」に設定されています。これは「渡航は制限されないが注意は必要」という段階です。一時期の政情不安から引き続きレベル1が継続されており、安全が完全に万全というわけではありません。

スリランカの治安
外務省
レベル1十分注意してください
レベル2不要不急の渡航はやめてください。
レベル3渡航はやめてください。(渡航中止勧告)
レベル4退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)

2022年には経済状況の悪化をきっかけに国内で大規模な抗議デモやストライキが頻発し、一時は空港や公共交通機関にも影響が及ぶほどの混乱に発展しました。

Dilshan

当時は「スリランカ危ないかも…」という印象が世界中に広まりましたが、その後IMF支援による経済立て直しもあって2023年以降はデモの沈静化と政局の安定が見られています。

ゆき

現在まで大規模な騒乱は起きていません。ただし増税や政策変更に反対する突発的な抗議活動が散発する可能性は残っており、引き続き政治情勢には注意が必要です。

渡航中は最新のニュースに目を配り、デモや集会が行われている場所には近づかないようにしましょう。万一デモに遭遇したら速やかに離れることが大切です。

一方、2019年4月にはコロンボなど複数都市で同時多発の爆破テロ事件(イースター襲撃)が発生し、教会や高級ホテルが標的となって外国人含む約279名が死亡する痛ましい被害が出ました。

発生直後には各国が自国民に渡航中止勧告を出す事態となりましたが、その後スリランカ当局による厳重な治安対策の強化もあり現在は大規模テロの可能性は低いとされています。

とはいえ「テロが二度と起きない」とは断言できません。宗教・民族間の緊張が背景に残る部分もあり、2018年には仏教徒とイスラム教徒の衝突で一部地域に非常事態宣言が出た例もありました。

観光中も人が多く集まる場所や宗教施設では不審な動きに注意し、常に周囲への警戒を怠らないようにしましょう。

各国の渡航アドバイスは?

日本よりやや厳しめですが、アメリカ国務省は2024年10月時点でスリランカを「レベル2:注意喚起(より高い注意が必要)」とする渡航情報を出しています。

米国財務省

理由として「政治的な騒乱(抗議デモ)」および「テロのリスク」が挙げられており、「平和的な集会でも突然暴徒化する可能性があるので避けること」「予告なくテロが起こり得るので人混みや公共の場所では警戒を怠らないこと」と注意喚起しています。

Dilshan

ただしレベル2は「渡航中止」というほど深刻ではなく、「注意して旅行すれば大丈夫」という位置付けです。

実際カナダ政府やイギリス外務省など他の欧米諸国も「高度な注意を払えば渡航可能」といった勧告を出しており、現状スリランカへの旅行自体は問題視されていません。

アジア地域では、台湾外交部の海外安全情報でも2025年現在スリランカは最低ランクの「灰色(注意)」に分類されており、「情勢は安定しているが引き続き警戒を」とされています。このように各国とも「渡航禁止」というより「十分注意して旅せよ」というスタンスです。

世界平和指数では中位ランク

客観的な指標でもスリランカの治安は「中くらい」の評価です。

例えば2023年版の世界平和指数(Global Peace Index)では、スリランカは163か国中およそ100位前後と中間レベルに位置しています。

上位はアイスランドや日本(6位)など治安極めて良好な国々、下位はアフガニスタンやシリアなど紛争国ですから、スリランカは「危険と安全のちょうど真ん中あたり」と言えます。少なくとも世界的に見て極端に治安が悪い国ではありません。

近年の傾向を見ると、2009年の内戦終結後に治安は大幅改善し、その後2010年代後半まで安定傾向が続きました。一時、2022年前後は経済危機による混乱で治安悪化が懸念されましたが、その後は持ち直しています。

Dilshan

つまり「日本ほど治安は良くないが、注意して行動すれば旅行を楽しめるレベル」というのが現在のスリランカの総評です。

なお、2024年頃から一部でギャング絡みの銃犯罪が増加しているとの指摘もあります。報道によれば2024年には組織犯罪による銃撃事件が全国で100件以上発生し、犠牲者は100人超に上ったとされ、治安当局も取締りを強化しています。

これらは主に地元の裏社会同士の抗争によるもので、旅行者が巻き込まれる可能性は極めて低いですが、「銃犯罪がゼロではない」点も頭の片隅に置いておきましょう。

現地では警察が違法銃器の押収やギャング逮捕を進めており、政府も治安維持に努めています。観光客としては夜間に繁華街以外を出歩かない、ローカルの危険な場所に足を踏み入れない等の基本を守れば過度に心配する必要はありません。

データで見る犯罪発生状況:日本より治安は悪い?どの程度?

「スリランカの治安は悪いのか?」を考える際、日本と比べると確かに犯罪発生率は高めです。

スリランカ警察の統計によれば、2021年の犯罪認知件数は約3万5千件(人口約2,100万人)に上ります。この中には殺人約500件、強盗約2,000件も含まれ、日本に比べると人口当たりの発生率で殺人は約3.5倍、強盗は約11倍にもなります。

数字だけ見るとギョッとしますが、そもそも日本の治安が世界トップクラスに良いためであり、スリランカ単体で見れば特段治安が極端に悪いわけではありません。

ゆき

実際、東南アジアや南アジア全体で見ればスリランカの治安水準は「ASEAN諸国と同程度」とも言われます。要するに基準を日本に置くと悪く感じますが、周辺国と比較すれば平均的な安全さです。

下表に日本とスリランカの治安データを簡単に比較してみました。

指標・ランキングスリランカ日本補足説明
殺人事件発生率
(人口比)
日本の約3.5倍1倍(基準)2021年:スリランカ約500件
強盗事件発生率
(人口比)
日本の約11倍1倍(基準)2021年:スリランカ約2000件
世界平和指数ランク(2023年)100位前後 / 163か国中6位 / 163か国中数値は治安や紛争状況を総合評価

ご覧の通り、日本と比べればスリランカの犯罪率は高めですが、国際的には中くらいの治安レベルと言えます。

内戦終結後の安定や当局の努力もあり、2010年代には観光客が急増するほど平和な時期が続きました

コロナ禍や経済危機で一時的に治安不安が注目されましたが、2025年現在は政治経済も改善しつつあり、観光客も戻り始めています。十分な注意を払えば、過剰に心配せずともスリランカ旅行を楽しめるでしょう。

安全に旅するために:タクシーチャーターという選択肢

ここまで読んで「やっぱり公共交通で移動するのは少し不安…」と感じた方もいるかもしれません。

そんな方に強くおすすめしたいのが、スリランカ旅行ではタクシーチャーター(貸切車)を利用するという選択肢です。実はスリランカを訪れる日本人旅行者の間でも、近年チャーターカーの利用が増えています。

ゆき

その理由は「安全・安心かつ快適だから」に他なりません。

タクシーチャーターのメリット

信頼できるドライバー付きの車なら、悪質な白タクやボッタクリの心配がありません。

タクシーチャーター車

道に詳しいプロが運転してくれるので、夜道を迷って危険な地区に入り込むリスクも減らせます。

ゆき

特に女性一人旅や母子旅行の場合、常に頼れる現地人男性が一緒にいてくれる安心感は大きいでしょう。

実際「運転手さんがボディーガードのように守ってくれた」という声もあります。

また、プライベート空間の車内では、荷物を広げたり靴を脱いでくつろいだり自由です。

強い日差しやスコールもエアコン完備の車内なら平気。観光地間の移動時間に体力を温存でき、着いた先で思い切り楽しめます。暑さや人混みで子供がぐずるストレスも激減します。

さらに、チャーターなら好きな場所に好きなだけ滞在し、好きな順番で回れるので、団体ツアーのような縛りがありません。「ここが良かったからもう少し居たい」「急遽あの店に寄りたい」といった要望にも柔軟に応じてもらえます。

Dilshan

ドライバーと相談しながら自分たちだけのオリジナル旅程を作れるのも醍醐味です。

新興国なのでチャーター費用も高くない

タクシーチャーターときくと非常に高額になるイメージがあるかと思います。特に長期間チャーターするということはドライバーの宿泊費まで入ってきます。

日本などの先進国であれば1日あたり3万円以上は費用が発生します。しかし、スリランカであれば以下の費用でタクシーチャーターを行うことができます。

ご利用日数チャーター料金(税込)1日あたりの料金
2日間37,000円18,500円
3日間50,000円16,666円
4日間59,000円14,750円
5日間72,000円14,400円
6日間85,000円14,166円
7日間99,000円14,000円
8日間110,000円13,750円
Dilshan

1人あたり1日14000円程度でチャーターできますね!2人で利用すれば1人1日あたり7000円という価格で利用できます!家族で旅行すれば5000円以下に抑えることができますね!

ゆき

この金額で安全性に加えて、効率性や快適性を享受できるのはありがたいですね!

H.I.Sなどの大手旅行会社を使うと上記の価格は実現しません。上記の価格は日本人が経営している日本人向けのサービスとして最安値を提供しているスリランカタクシーチャーターサービスの価格です。

以下で詳しく解説していますのでご覧いただければと思います。

Dilshan

スリランカタクシーチャーターサービスでは日本人ドライバープランや、VANタイプも用意されており旅のバリュエーションが広がりますね!

現地在住者や旅行者の声

実際にスリランカでタクシーチャーターを利用した人からは、「移動の不安が一気に解消して観光に集中できた」という感想が多く聞かれます。

筆者も治安面を考慮して現地では「スリランカタクシーチャーターサービス」などの専用車を活用して各地を巡りましたが、とても快適ですし、安全を確保する意味でも非常に有益だと感じました。

特に家族連れ旅行では「チャーターして本当に良かった。一度も嫌な思いをせずに済んだ」という口コミが目立ちます。また一人旅の女性からも「ドライバーさんが常に気遣ってくれて終始安心して旅ができた」「夜も送迎してもらえたので怖くなかった」という声が寄せられています。

日本語でやり取りできると細かな要望も伝えやすく、見積もりやプラン相談もスムーズです。もし英語で直接ドライバーに依頼する場合でも、希望のルートや料金は明確に交渉してください。

もちろんチャーターを使わず自力で旅するのも可能ですが、特に初めてのスリランカ旅行や短期間の旅行ではチャーター利用が最も効率的で安全な方法と言えます。安心できる足があることで精神的余裕が生まれ、結果として旅全体の満足度が上がるでしょう。

エリア別の治安傾向:ここに注意!

スリランカ国内で特に注意すべき地域や場面について解説します。

外務省の危険情報ではスリランカ全土がレベル1(十分注意)ですが、地域によって直面しやすいリスクの種類が異なります。観光客がよく訪れる都市部と、かつて内戦の舞台となった地域、それぞれで留意点があるので押さえておきましょう。

コロンボなど都市部:観光客狙いのスリ・詐欺に警戒

スリランカの首都コロンボや主要都市(キャンディ、ゴール等)の中心部は、世界遺産やマーケットなど観光スポットが集まり賑やかな一方で、スリ(掏り)や置き引き、ひったくりといった軽犯罪が日常的に発生しています。

スリ

特に旅行者は狙われやすく、「親切に写真を撮りましょうか?」と近づいてスマホを盗まれる、レストランでテーブルに置いたスマホが消えている、バッグのファスナーが開いている隙に財布を抜き取られる、といった被害報告が後を絶ちません。

Dilshan

実際に日本人旅行者も日本語で話しかけられて油断した隙に貴重品を盗まれるといった手口の被害に遭っています。

ゆき

観光客目当ての客引き(ガイドのふりをして近寄る人)や物乞いもいますので、道端で気軽に立ち止まって相手をしないことが大切です。

有名な赤いモスク(ジャミ・ウル・アルファー)前でも、「お腹が空いた」と物乞いが近寄り金銭を要求し、食べ物を渡そうとしても「金をくれ」と執拗にせがまれたという体験談があります。

このように観光地では「困っている人を助けなきゃ」と思わせるような声かけにも警戒し、疑わしい場合は心を鬼にしてきっぱり断ることが重要です。

都市部では日中でも油断禁物ですが、夜間はさらに要注意です。

明かりが少なく人通りのない路地は昼でも避け、夜遅くの一人歩きは性別に関係なくリスクが高まります。コロンボ中心部であっても、夜間に出歩く際は近場でも徒歩は避け、できるだけタクシーや配車アプリ(Uberや現地のPickMeなど)を利用しましょう。

ゆき

特に女性旅行者は、夜に歩くだけで周囲の注目を集めやすくなります(後述する女性向けアドバイス参照)。「ちょっとくらい平気でしょ」という油断は禁物です。

北部・東部:内戦の爪痕に注意(地雷原・検問など)

スリランカ北部州や東部州、北中央州の一部は、1983~2009年まで続いた内戦で激戦地となった地域です。

治安自体は内戦終結後大きく改善し、現在これらの地域への旅行も可能ですが、今なお局地的に地雷が埋まったままの場所が残存しています。

政府や国際機関による地雷除去作業が続けられており、主要な道路沿いなど観光客が通常移動する範囲は安全です。しかし未だ「立入禁止・地雷原(Mine Field)」と表示されたエリアも点在しています。

地雷原

ジャフナ(北部の主要都市)や東部の遺跡群などを訪れる際は、むやみに草むらや森林の中に立ち入らないことが鉄則です。万一、地雷原の警告看板を見かけたら絶対に近付かないようにし、写真目的でも立入禁止区域には踏み込まないでください。

また、長年の内戦の影響でこれら地域では治安維持のため軍や警察による検問所や道路封鎖が設けられている場合があります。旅行者が通りかかった際も検問で停車を求められることがありますが、落ち着いてパスポートなど身分証を提示し、指示に従えば問題ありません

なお、大雨による洪水や土砂崩れで埋設された地雷が流出し、予期せぬ場所に移動している可能性も指摘されています。不審な金属片や箱などをうっかり見つけても、絶対に触れずに近くの警察や施設に知らせてください。

北部・東部方面へは鉄道やバスで行く旅行者もいますが、移動時間が長く不便なこと、また先述の通り検問等で予期せぬ足止めを食らう可能性もあります。

女性旅行者へのアドバイス:安心して旅するために

続いて、女性がスリランカを旅行する際に特に気を付けたいポイントをまとめます。

スリランカ人は穏やかで人懐っこい国民性ですが、日本人女性にとっては油断できない場面も存在します。文化や習慣の違いから生じる注意点もありますので、以下に整理しました。

女性一人旅は珍しい?現地で受ける視線について

スリランカでは外国人、とりわけ女性の一人旅はまだ珍しい部類に入ります。

そのため女性が一人で歩いていると多くの視線を感じたり、気軽に男性に話しかけられたりすることがよくあります。これは必ずしも悪意や下心ばかりではなく、好奇心や親しみから来る場合もあります。

ゆき

しかし日本人女性側からすると、あまりにしつこく絡まれると威圧感や不快感につながることも多いでしょう。

現地男性から「どこから来たの?」「写真撮っていい?」など次々話しかけられることがありますが、愛想よく対応しすぎないことが肝心です。

笑顔で何でも答えていると「この子は自分に気があるのかな?」と誤解される恐れがあります。

特に女性から男性へのフレンドリーすぎる態度は現地ではあまり一般的でなく、勘違いを招きやすいので、適度に距離を保ちましょう。挨拶や簡単な会話は交わしてもOKですが、プライベートな質問にはニコニコはぐらかして、その場を立ち去るくらいでちょうど良いです。

観光地では女性を狙った軽犯罪にも注意

前述のようにスリや置き引きは観光地で日常茶飯事ですが、女性観光客は「狙いやすいターゲット」と見なされがちです。

荷物が小さかったり、リゾートファッションで警戒心が薄そうに見えたりすると付け込まれやすい傾向があります。実際、女性は男性に比べてひったくり被害に遭いやすい統計もあります。

女性旅行者がこうした被害に遭わないためには

  • 貴重品は常に体の前で持つ:これは男女共通ですが、特に女性は小さめのハンドバッグを持つことが多いため、後ろや横に回して歩かないようにしましょう。必ずファスナー部分を自分の目に入る前方に向け、手でしっかり押さえてください。
  • 知らない人と適切な距離を保つ:道を尋ねられたり話しかけられたりしても、相手にむやみに近づきすぎないこと。握手を求められても状況によっては失礼にならない程度に断り、腕や肩を掴まれない距離感を意識しましょう。
  • 夜の外出は控えめに:繰り返しになりますが、日没後に女性が一人で外を出歩くのはスリランカやインドでは極めて異例です。現地女性でさえ夕方以降は家にいるのが普通なので、旅行者であっても暗くなったら宿に引き上げるのが無難です。どうしても出かけたい場合は信頼できるツアーに参加するか、複数人で行動しましょう。飲食店やナイトライフを楽しむ場合も、宿から近場ならタクシーで往復し、深夜になる前に帰るように計画してください。

服装と振る舞い:現地の常識を意識する

スリランカは保守的な価値観が根強く残る社会です。特に田舎に行くほど伝統的で、男女の交際や服装に関して日本とは異なる基準があります。

ゆき

日本では当たり前の行動も、スリランカでは「不適切」「不道徳」と受け取られることがあるので注意しましょう。

  • 露出の高い服装は避ける:ビーチリゾート以外では、できるだけ肌の露出を控えた服装をおすすめします。特に寺院や仏塔など宗教施設ではノースリーブや短パンでは入場NGですし、女性はスカーフやショールで肩や膝を隠す必要があります。観光の際はストール1枚持ち歩くと便利です。街中でもホットパンツやキャミソールなどは目立ってしまうので、薄手でも長袖・長ズボンやロングスカートが無難です。
  • 人前でのスキンシップは控える:欧米ほどではありませんが、それでも公の場で男女が抱き合ったりキスをしたりするのはタブー視されます。カップル旅行でも節度を持って行動しましょう。同性同士でもスキンシップが強いと誤解を招く可能性があるので注意が必要です。
  • 毅然とした態度を持つ:女性だからといって遠慮せず、嫌なことはNOと伝える勇気も大切です。現地語で「やめて!(ナワ)」など覚えておくといざという時に役立つでしょう。声を上げれば周囲の人も助けてくれることが多いです。

以上の点を心に留めておけば、女性でもスリランカを十分楽しめます。

実際、日本人女性の一人旅経験者からは「現地の人は親切だった」「注意点さえ押さえれば怖くなかった」という声が多く聞かれます。

子連れ旅行者へのポイント:安全&快適に過ごすには

小さなお子さんを連れての海外旅行では、安全面に加えて衛生や快適さも気になりますよね。

Dilshan

ここでは子供連れでスリランカを旅行する際のアドバイスをまとめます。

移動手段はタクシーチャーターが最適

スリランカには鉄道やバス、トゥクトゥクなど様々な移動手段がありますが、子連れ旅では先ほど紹介したタクシーチャーターが断然おすすめです。

実際に1歳児を連れてスリランカを訪れた日本人家族も、観光日数分専用車(チャーターカー)を手配したことで非常に快適かつ安全に旅ができたと振り返っています。チャーター利用のメリットは数えきれません。

  • 待ち時間や迷子の心配なし:列車やバスだと時間通り来なかったり乗り換えが大変ですが、チャーター車なら玄関から玄関へスムーズに移動できます。「次の移動手段を現地で探す」ストレスがなく、時間も有効活用できます。道に不案内な土地で迷うリスクもありません。
  • 子供が騒いでも安心:公共交通では子供が泣いたり騒ぐと周囲に気を遣いますが、専用車ならその心配不要です。「多少泣いてもプライベート空間なのでリラックスできた」と多くの親御さんが話しています。
  • 荷物を預けて身軽に観光:ベビーカーやおむつバッグ、お土産など荷物が多くなりがちですが、チャーター車のトランクに置いておけるので常に最低限の手荷物で身軽に動けます。観光中におむつ交換したい時も、車に戻ってトランクでさっと替えることができました。
  • 急な体調不良にも対処:長旅でお子さんが疲れたり熱を出してしまうこともあります。ある家族は到着翌朝にお子さんが発熱しましたが、ドライバーが予定通り迎えに来てくれて移動開始。移動中はチャイルドシート代わりに後部座席に寝かせ続けたところ、4時間ほどぐっすり眠って熱も下がり回復したそうです。もし公共交通で移動していたら、熱でぐったりの子を抱え大荷物で汗だくになりながらバスに乗り…と想像するだけで大変ですね。
  • スケジュール柔軟&観光効率UP:子供の機嫌や体調に合わせて出発時間や行き先をその場で変更できるのもチャーターならではです。授乳やトイレ休憩も自由自在です。さらに車なら点在する観光地を短時間で回れるため、限られた日程でも家族の思い出をたくさん作れます

ベビーカーは道路事情的に使いづらい場所も多いため、抱っこひも+チャーター車で観光するスタイルが子連れには最適でしょう。

子供連れだから気を付けたいこと

その他にも以下の点に注意を払いましょう。

  • 食事・衛生面:スリランカ料理は香辛料が強いので、小さいお子さんには辛くて食べられない場合があります。レストランでは辛くないメニューを頼む、ホテルのビュッフェでパンやフルーツを選ぶなど工夫しましょう。ミネラルウォーターを常備し、水道水は飲まないでください。屋台の食べ物はよく火が通っているもの以外子供には与えない方が安心です。日本からレトルトのベビーフードやおやつを持参すると非常時に役立ちます。
  • 虫刺され・日焼け:スリランカは蚊が多く、デング熱なども発生しています。子供にも使える虫よけスプレーや虫刺され薬を用意しましょう。日差しも強烈なので、日焼け止めや帽子も必須です。屋外観光の際はこまめに休憩と水分補給をしてあげてください。
  • 現地の人との触れ合い:スリランカ人は子供好きで有名です。特に田舎に行くと可愛がって頬を触られたり抱っこされたりするかもしれません。悪気はないので笑顔でお礼を言えばOKですが、コロナ禍以降気になる場合は丁重に断っても大丈夫です。人混みではお子さんの手を離さず、迷子対策に迷子札やお揃いの派手な帽子を被るなどしておくと安心でしょう。

まとめ:スリランカ旅行を安全に楽しむためのポイント

最後に、スリランカの治安に関する要点をまとめます。過度に心配せず、しかし油断せず、適切な準備をして臨めば、女性や家族連れでもスリランカ旅行を十分満喫できます。

  • スリランカの治安は新興国の中では比較的良好で、2025年現在外務省危険度レベル1(十分注意)の範囲内です。政治デモやテロの心配も今は落ち着いており、通常の旅行なら大きな問題なく楽しめます。
  • ただし日本と比べれば犯罪率は高いため、スリや置き引き等の軽犯罪への警戒は常に必要です。貴重品管理を徹底し、人気のない場所や夜間の一人歩きは避けましょう。特に女性は服装や行動に気を配り、現地文化に反しない節度ある振る舞いを意識してください。
  • 女性旅行者や子供連れは慎重なくらいがちょうど良いです。女性一人旅なら日没後の外出を控え、男性に言い寄られても毅然と対応を。子供連れならチャイルドケア用品や医薬品を準備し、無理のない行程を組んであげましょう。
  • 万一トラブルに遭った場合も慌てず、現地警察や日本大使館など公的機関を頼ってください。緊急時の連絡先メモを携帯し、旅保険にも加入しておくとより安心です。
  • タクシーチャーターの活用は最大の安心材料です。信頼できるドライバーと車があれば、移動中の不安が激減しトラブルに巻き込まれるリスクを低くできます。費用対効果も高く、特に女性やファミリーにはベストな選択肢でしょう。

豊かな自然と文化にあふれるスリランカは、適切な注意を払えば決して「危ないから行かない方がいい」国ではありません。むしろ人々は親切で、日本人にも好意的な方が多いです。

しっかり準備と対策をして臨めば、きっと素晴らしい出会いと感動が待っています。安全第一で行動しつつ、南アジアの楽園スリランカの旅を存分に楽しんできてくださいね!

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