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スリランカの治安の現在の状況は?女性も安心?現状と安全対策を徹底解説!

スリランカの治安の現在の状況は?女性も安心?現状と安全対策を徹底解説!

エメラルド色の海に黄金のビーチ、美しい自然と豊かな文化遺産を誇るスリランカ。

しかし、初めて訪れる日本人旅行者にとっては「治安は大丈夫だろうか?」と不安になることもありますよね。近年には経済危機に伴うデモ騒動や、少し前には大規模なテロ事件のニュースもあったため、「スリランカは危ない国なの?」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

安心してください!この記事では2025年現在のスリランカのリアルな治安状況をデータと共に解説し、女性旅行者向けの安全対策も含めて網羅的にまとめました。

日本の外務省や各国の渡航情報、現地の最新事情を踏まえ、注意すべきポイントと対処法をわかりやすく紹介します。しっかり準備をすれば、スリランカ旅行は十分に安全に楽しめます。それでは具体的に見ていきましょう。

目次

スリランカの最新治安状況

経済危機による治安悪化と現在の状況

スリランカ全土の治安状況は、2025年現在「比較的安定しています」。

日本の外務省が発出する危険情報では、スリランカ全土が最低度のレベル1(十分注意してください)となっており、渡航自体は制限されていません。

スリランカの危険情報

危険情報1は「注意は必要だが渡航は可能」という段階

もっとも、2022年には深刻な経済危機に端を発し、燃料や生活必需品不足への不満から各地で大規模な抗議デモが頻発しました。

一時はデモ隊と治安部隊の衝突や政府施設の占拠・放火など混乱が広がり、「スリランカの治安悪化」が懸念された時期です。しかしその後、政権交代や経済状況の改善に伴い事態は沈静化し、2023年以降は大規模な抗議活動は発生していません

2024年後半に実施された大統領選挙・議会選挙も大きな混乱なく平和裏に終了し、新政権のもとで徐々に安定を取り戻しています。とはいえ、デモやストライキが今後も全く起きないとは限りません

増税や政府の新政策に反発した団体による突発的な抗議集会が散発する可能性は残っており、現に小規模なデモ行進や集会が時折見られます。旅行中に政治集会やデモに遭遇した場合は決して近づかず、現地ニュースに目を配るようにしましょう。

テロの脅威はある?過去の事件と現在

スリランカでは2019年4月に複数都市で同時爆破テロ(イースター事件)が発生し、現地の教会や高級ホテルが標的となって約250人もの死者が出ました。

2019年のテロ

当時は各国政府が渡航中止勧告を出すほど緊迫しましたが、その後当局が国内の治安対策を大幅に強化しています。現在は大規模テロのリスクは低いと評価されており、実際この数年は大きなテロ事件は起きていません。

とはいえ、「テロが二度と起きない」と断言はできません。宗教施設や政府関連施設、観光客が多く集まる場所などでは引き続き警戒が必要です。不審な人物や持ち主不明の荷物を見かけたら速やかにその場を離れる、建物内では非常口を確認しておくなど、基本的な対策を心がけましょう。

犯罪発生率データ:日本と比べてどう?

「スリランカの治安は日本に比べて悪いのでは?」と心配する声もあります。

確かに統計上、犯罪発生率は日本より高めです。例えば人口あたりの殺人発生率は日本の約3.5倍、強盗発生率は約11倍とのデータがあります。2021年のスリランカ全体の犯罪認知件数は約3万5千件(殺人約500件、強盗約2,000件)と報告されています。

こう聞くと不安になるかもしれませんが、日本が世界でも突出して安全な国であることも押さえておきましょう。実際、世界平和指数(Global Peace Index)2023年版のランキングではスリランカは163か国中およそ100位前後で、中位程度の治安水準と評価されています(参考:日本は6位)。

東南アジア・南アジア全体で見てもスリランカが特別危険という位置付けではなく、「日本ほど治安は良くないが、旅行に適した安全レベル」といえます。

内戦終結後の2010年代は安定傾向にあり、経済危機時に一時悪化した治安も現在は持ち直しています。

念のため、各国政府の渡航情報も確認しておきましょう。アメリカ国務省は2024年時点でスリランカを渡航警戒レベル2「注意して旅行せよ」としています。

これは4段階評価で上から2番目のランクですが、「高度な注意を払えば渡航可能」という位置付けです。カナダ政府も「高い注意を払うように(Exercise a high degree of caution)」と勧告しています。いずれも、基本的な防犯意識を持って行動すれば過度に恐れる必要はないとのスタンスです。

データで見るスリランカと日本の治安比較

指標スリランカ日本
外務省危険度評価レベル1(十分注意)
米国務省渡航勧告レベル2(要警戒)レベル1相当
殺人発生率(人口比)日本の約3.5倍基準(1とする)
強盗発生率(人口比)日本の約11倍基準
世界平和指数ランク (2023)100位前後6位

※日本の「基準」は便宜上の比較対象です。スリランカの犯罪率は日本より高いものの、アジア平均では極端に悪くありません。

スリランカを安全に効率的に移動する方法とは?

今までみてきた通り、スリランカの治安は改善していますが世界でトップクラスの治安を誇る日本と比べると心許ないですね。

特に女性は不安に思う方も多いかと思います。そのような方にとって心強い味方となるのがタクシーチャーターです。日本からタクシーチャーターを予約していけば、旅行を通してドライバーが貴方を様々な危険から守る役割を果たしてくれます。

また、移動に関してもぼったくりやスリなどの被害に遭遇することを回避することができます。そもそもスリランカは公共交通機関が全土に張り巡らされておらずシーギリヤロックなどの主要な観光地に公共交通機関で行くことができません。

スリランカは旅行するに至ってはタクシーチャーターが現実的な選択肢となります。弊社が運営する「スリランカタクシーチャーターサービス」は日本語で問い合わせをすることが可能です。

政府資格を保有するドライバーを厳選しており、観光地への同行や説明もできるプランも取り揃えています。スリランカ旅行で安全と効率性と満足度を得たいという方は是非、弊社にお任せください。

スリランカタクシーチャーターサービス

スリランカで注意すべきエリア・場面

スリランカ国内の治安傾向は地域や状況によって若干異なります。観光客が訪れる主要都市と、かつて紛争の舞台となった地域とでは、注意ポイントも変わってきます。それぞれ見ていきましょう。

コロンボなど都市部:スリや詐欺に警戒

首都コロンボをはじめ、キャンディやゴール(ゴール旧市街)など主要都市の観光地ではスリ(掏り)や置き引き、ひったくりといった軽犯罪が日常的に発生しています。特に旅行者は狙われやすく、実際に日本人旅行者が被害に遭った例も報告されています。たとえば:

  • 日本語で親しげに話しかけて油断させ、財布や荷物を盗む
  • 「特別な祭りに案内する」と近づき、宝石店に連れて行って高額な宝石を買わせる(いわゆる宝石詐欺)【外務省 海外安全ホームページ – スリランカ安全対策基礎データ】
  • 写真を撮ってあげると言いスマホを持ち去る、または写真撮影中に所持品を盗む
  • 寺院前で「お腹が空いた」と物乞いされ、食べ物を渡そうとすると「金をくれ」と執拗に迫られる

といった手口が報告されています【外務省 海外安全ホームページ – スリランカ安全対策基礎データ】。混雑した市場やバス・鉄道内では気づかぬ間にバッグから財布やパスポートを抜き取られることもあります。

「親切な現地人」にも要注意です。見知らぬ人から日本語でフレンドリーに話しかけられても、むやみに信用しないようにしましょう。観光地では愛想良く対応しすぎず、怪しい誘いはきっぱり断ることが大切です。

都市部では昼間でも油断は禁物ですが、夜間はさらに注意が必要です。街灯が少なく人通りのない路地は昼でも避け、夜の一人歩きは男女問わずリスクが高まります。

コロンボ中心部であっても、深夜の徒歩移動は控え、近距離でも可能な限りタクシーや配車アプリ(Uberや現地のPickMeなど)を利用しましょう。

特に女性旅行者は後述するように、夜に一人で出歩くだけで周囲の注目を集めやすい傾向があります。「少しくらい大丈夫だろう」は禁物と心得てください。

北部・東部:内戦の爪痕に注意

スリランカ北部や東部の一部地域では、1983〜2009年に続いた内戦の影響が今なお残ります。

スリランカで内戦があった地域

特に旧紛争地帯では未処理の地雷に注意が必要です。内戦終結から年月は経ちましたが、北部州・東部州・北中部州の一部では現在も地雷除去作業が続けられており、看板のない野原や茂みなどに不用意に立ち入るのは大変危険です。

観光で訪れる機会は少ないかもしれませんが、仮に遺跡巡り等で北部・東部方面に行く場合は、ガイドの指示に従い決められた道路以外には足を踏み入れないようにしましょう。

また、これら地域ではシンハラ人・タミル人・ムスリムなど複数の民族・宗教コミュニティが混在しており、過去には対立による暴動が起きたこともあります。

現在は平穏ですが、宗教行事の際など稀に緊張が高まるケースも報告されています。観光客が巻き込まれる可能性は極めて低いものの、地域のニュースに注意を払いつつ行動するとより安心です。

交通機関・移動時の注意:トゥクトゥクやバス利用

スリランカ旅行中の移動では、三輪タクシー(トゥクトゥク)を利用する機会が多いでしょう。安価で機動力もありますが、トゥクトゥク絡みのトラブル報告も目立ちます。

典型的なのは料金のぼったくりで、外国人と見るとメーターを使わず法外な運賃を請求してきたり、わざと遠回りされたりするケースです。

酷い場合は「〇〇に特別なイベントがある」と嘘をついて乗せ、目的地と異なる場所(例えば提携の宝石店など)に連れて行かれ、高額な買い物をさせられた上に高い運賃を取られたという事例もあります。

対策

  • 流しのトゥクトゥクはできるだけ避け、配車アプリや信用できる業者を使う:呼び止めたトゥクトゥクに乗る場合、乗車前に必ず料金交渉をしておきましょう。可能なら現地で普及しているUberやPickMeを利用すると安心です。ホテルの受付経由で信頼できるタクシーを呼んでもらうのも有効です。
  • メーターの有無と料金確認:メーター付きのタクシーなら乗る前にメーターが動くことを確認。メーターが無い場合は事前交渉で納得できる金額を決め、支払い時にお釣りの受け渡しが不要なよう細かい紙幣も用意しましょう。
  • 夜間や女性のみの乗車は極力避ける:暗い時間帯や女性一人での利用は特にリスクが高まります。どうしても必要な場合でも二人以上で乗る、人通りの多い場所から乗るなど工夫しましょう【女性必見!スリランカの治安は大丈夫?観光前に知っておきたい最新情報まとめ】。

一方、バスや鉄道など公共交通機関を利用する際もスリに注意です。車内や駅・バス停の混雑に乗じて財布やスマホを盗まれるケースがよくあります。

大きな荷物から目を離さず、リュックは前に抱えるなど基本的な自衛策を徹底してください。長距離バスでは停車中に荷物を置いて離れないようにしましょう。

その他のリスク:自然災害など

スリランカでは毎年モンスーン(雨季)の豪雨による洪水や土砂崩れが発生します。特に5〜9月の南西モンスーン期や11〜2月の北東モンスーン期は、大雨で交通網に影響が出ることもあります。

スリランカのモンスーン

旅行前に雨季か乾季かを確認し、大雨の際は無理な移動を避けて現地当局の指示に従ってください。山岳部へ行く場合は天気情報をチェックし、必要に応じて旅行プランを柔軟に変更する余裕を持つと安心です。

また、近年は世界的な気候変動の影響でサイクロン(熱帯低気圧)が異常発生するケースもあります。海外旅行保険には必ず加入し、万一自然災害に巻き込まれた場合に備えておきましょう。

女性旅行者の安全対策と心得

スリランカは穏やかで人懐こい国民性と言われ、女性の一人旅も十分可能な国です。

しかし、外国人女性が珍しい地域では必要以上に注目を集めたり、不本意なナンパや絡まれ方をされるケースもあります。日本とは文化や常識が異なる面もあるため、女性旅行者は次のポイントに気を付けると安心です。

1. 服装と振る舞いに配慮する
スリランカは比較的保守的な価値観が根強く、露出の高い服装や女性から男性への馴れ馴れしい態度は誤解を招く恐れがあります。観光地ではノースリーブや短パンでも咎められることは少ないですが、寺院など宗教施設では肌の露出を控え、ショールを羽織るなど礼儀を払いましょう。また、現地男性に対してフレンドリーに接しすぎると「好意がある」と勘違いされることがあるため、適度な距離感を保つことも大切です。

2. 不要な夜間外出は避け、信頼できる移動手段を
女性の単独行動は昼間であっても慎重に計画すべきですが、特に夜間の一人歩きは厳禁です。ホテル周辺であっても、夜はできるだけタクシーや配車サービスを利用しましょう。また、バーやナイトクラブで一人にならない・酔いすぎないことも重要です。誰かと飲むときでも自分のドリンクから目を離さず、万一嫌な予感がしたら早めに切り上げてホテルに戻るようにしてください。

3. 現地で知り合った人への警戒心を忘れない
「旅先で出会った親切な人」が必ずしも善人とは限りません。残念ながら、女性旅行者を狙った凶悪犯罪(性的暴行や強盗)がゼロではなく、実際に起きた例もあります。例えば、流しのトゥクトゥク運転手に郊外へ連れ込まれて暴行されたり、宿泊先ホテルの従業員に部屋に侵入され襲われたケースです。現地で親しくなった人でも、簡単に部屋に招き入れたり深く信用しすぎないよう注意しましょう。「自分だけは大丈夫」と思わず、用心しすぎるくらいがちょうど良いのです。

4. ホテルのセキュリティを確保する
宿泊先では自室の施錠を徹底すること。ドアには必ずチェーンや内カギを掛け、誰か来ても不用意に開けないようにします。たとえスタッフを名乗っても、頼んだ覚えのない訪問者ならフロントに連絡して確認するまでは扉を開けないでください。また、夜間はできるだけフロント階(1階)の近くやセキュリティのしっかりしたホテルに宿泊すると安心度が増します。

5. 周囲の女性や旅行者と情報交換を
一人旅で不安なときは、現地で出会う他の旅行者や宿のスタッフ、在住日本人などからアドバイスをもらうのも有効です。スリランカでは「女性一人旅自体がまだ珍しい」ということを念頭に置き、現地で頼れる仲間やコミュニティを見つけると心強いでしょう。最近ではSNSや旅行者向けコミュニティで現地情報を共有する人も多いので、最新の安全情報を収集しつつ旅を進めてください。

まとめ:しっかり備えて安全に旅を楽しもう

スリランカの治安は、一時期の混乱から回復しつつあり、適切な注意を払えば女性を含め多くの旅行者が安全に観光を満喫しています。最後に本記事の要点を箇条書きで振り返りましょう。

  • 現在の治安レベルは全土レベル1(十分注意)。経済危機時に治安悪化が懸念されたが、2023年以降は大規模な混乱はなく落ち着いている。
  • 軽犯罪への警戒を怠らない。観光地ではスリや詐欺が発生しているため、貴重品の管理徹底や安易に他人を信用しない心構えが必要。
  • 女性旅行者は特に用心深く。服装や行動に気を付け、夜間の単独行動は避ける。現地で親しくなった人でも警戒心を持ち、宿の防犯対策もしっかりと。
  • 最新情報をチェック。旅行前・旅行中は外務省や現地ニュースでデモ情報や災害情報を確認し、危険な場所に近づかないようにする。
  • 基本的な安全対策で安心な旅に。海外旅行保険への加入、信頼できる交通手段の利用、周囲への配慮など、準備を万全にしておけば過度に心配する必要はありません。

万一トラブルに巻き込まれた際は、慌てずに警察や日本大使館に連絡して適切な指示を仰ぎましょう。しっかりとした備えで、安全で楽しいスリランカ旅行を満喫してくださいね!

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